減価償却費をエクセルで計算する方法・やり方・手順や使い方・流れなどについて

減価償却費計算エクセルの方法概要
固定資産は、取得した時点の価値が永久に維持されるわけではありません。使用を続けたり、年月の経過とともに劣化し、その資産価値は一般的には減少します。そして、一定の年数が経過した時点で資産価値は消滅するという考え方を採用しています。この一定の年数を耐用年数と言います。 例えば、建物は25年、自動車は5年というように、固定資産毎に耐用年数が定められています。但し、同じ建物でも、大きさや骨組の素材や使用目的によって耐用年数は異なります。他の資産についても同じことが言えます。また、耐用年数を経過したからといって、資産を処分しなければならないという意味ではありません。
減価償却費計算エクセルの手順・方法01
固定資産は、耐用年数が経過するまでの間、定められた手順と計算式によって、減少した資産価値、つまり、減価償却費を算出します。これは、1年を通して大きな災害や故障がなく、大規模な修理がなかったという前提で毎年、計算されます。 しかし、固定資産の中には減価償却費計算の対象でない資産もあります。 例えば、「投資その他の資産」に属する固定資産は、年月の経過や使い方が激増したことによって経済的な資産価値が劣化するものではありません。また、土地や骨董的な価値がある資産も同じです。 但し、土地の場合は、駐車場や滑走路のような使い方をした場合は、減価償却費計算の対象になります。
減価償却費計算エクセルの手順・方法02
減価償却費計算に必要な要件は、取得した時点での価額と耐用年数、その他に残存価額と償却方法があります。 残存価額とは、耐用年数が経過した時点での資産価値を指します。耐用年数が経過しても、資産が全く使用できなくなるわけではありませんので、会計処理上、資産価値を残しておく必要があるという考え方です。有形固定資産の場合は、平成19年の法改正以前は10%が一般的でした。無形固定資産の場合は0円です。 償却方法とは、減価償却費を計算する手順とやり方のことで、固定資産の多くは「定額法」あるいは「定率法」による計算がなされます。
減価償却費計算エクセルの手順・方法03
「定額法」は、毎年、同じ金額が償却される計算手法で、使用率や環境の変化を問わず、均等に減価償却費を算出するやり方です。均等償却で平等に見えますが、徐々に修繕費が増えるにつれて、費用負担が増えるという特徴があります。 「定率法」は、毎年、簿価に対して同じ償却率を乗算する計算手法で、購入した当初が一番高い償却費を算出するやり方です。これは、使用率の高い初期投資時点で費用負担が大きく、年々、減少していくという特徴があります。 いずれの償却方法を採用するかは、財務会計上と税法上で異なったり、企業が任意で決めることができる資産とできない資産があります。
減価償却費計算エクセルの手順・方法04
「定額法」の計算は、平成19年の法改正で大きく変更されました。資産を取得した日付が平成19年3月31日以前(旧定額法)か、以降(新定額法)かによって異なります。 旧定額法の計算の流れは2段階になります。 まず、計算式は、(取得金額-残存価額)×耐用年数毎の償却率です。 取得価額が100万円、残存価額が実質5万円、耐用年数が5年(償却率20%)として場合、減価償却費は(100万円-5万円)×0.2=19万円、5年の累計が95万円となり、残存価額が5万円です。 次に、残存価額の5万円を、耐用年数の経過した翌年から5年間に渡って均等償却します。但し、最終年だけは備忘価額として1円を残します。
減価償却費計算エクセルの手順・方法05
平成19年4月1日以降に取得した資産(新定額法)では、まず、耐用年数毎の償却率が旧定額法と少し異なります。例えば、耐用年数が3年の場合の償却率は、旧定額法では0.333、新定額法では0.334です。 まず、残存価額がなくなる代わりに、備忘価額として1円を残すことになりました。 計算式は、取得価額×耐用年数毎の償却率です。 例えば、取得価額が100万円、耐用年数が5年(償却率20%)の場合、100万円×0.2=20万円となります。但し、最終年だけは備忘価額1円を残すため、減価償却費の累計額は99万9999円となります。
減価償却費計算エクセルの考察
「定額法」と同様に、「定率法」も平成19年に大きく変更になりました。 取得した日付が平成19年3月31日以前(旧定率法)か、それ以前(新定率法)かによって異なります。 旧定率法の計算の流れは2段階になります。 まず、計算式は、(取得価額-減価償却累計額)×耐用年数毎の償却率です。 例えば、取得価額が100万円、残存価額が実質5万円、耐用年数が5年(償却率0.369)の場合、初年度は100万円×0.369=36。9万円、2年目は(100万円-36.9万円)×0.369=23万2839円という具合に計算されます。 そして、残存価額を耐用年数経過後の翌年から5年間で均等償却する点は旧定額法と同様です。
減価償却費計算エクセルのまとめ01(使い方や注意点など)
平成19年4月1日以降に取得した資産については、旧定率法と比較すると、大きく異なります。 まず、残存価額がなくなった代わりに、備忘価額として1円が残る点は新定額法と同じです。 そして、耐用年数毎の償却率が旧定率法と比較すると、約2.5倍増加しています。俗に、250%定率法と言われています。さらに、平成22年4月1日以降に取得した資産については、償却率が再び変更になり、俗に200%定率法と言われています。 つまり、「定率法」の計算式が3種類も存在することになり、計算手順としては取得年月日を見て、それぞれの計算式に当てはめる必要があります。
減価償却費計算エクセルのまとめ02(使い方や注意点など)
250%定率法と200%定率法は、耐用年数毎の償却率などが異なる以外は、基本の計算式や流れは同じです。 基本の計算式は、(取得価額-減価償却累計額)×償却率です。 但し、旧定率法と大きく異なる点は、保証率と改定償却率の採用です。 まず、取得価額に対して保証率を乗算して減価償却費の最低保証額を算出します。そして、基本の計算式の結果が最低保証額を下回った場合、(取得価額-減価償却累計額)×改定償却率を乗算し、減価償却費とします。 つまり、あるタイミングで改定償却率を使用した計算式に切り替わることになります。 この保証率と改定償却率も、耐用年数毎に、そして、250%定率法と200%定率法によって異なります。
減価償却費計算エクセルのまとめ03(使い方や注意点など)
表計算ソフト・エクセルを上手に活用すると、減価償却費計算は簡易化できます。 まず、表計算に必要な要素は、償却方法、取得年月日、取得価額、残存価額、耐用年数です。これらを入力して計算結果が表示される仕組みを作成することはエクセルでは可能です。 但し、耐用年数表は定額法が2種類、定率法が3種類あり、それぞれ耐用年数毎に異なる償却率が必要で、さらに、保証率と改定償却率も必要なケースがあります。エクセル上に、それぞれの数値テーブルを設定しておき、入力された償却方法と耐用年数から自動的に参照できる関数などを駆使すれば実現可能ですが、それが難しければ、耐用年数と償却率を手動で入力する使い方で実現できます。
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固定資産は、勘定科目の体系上は「有形固定資産」、「無形固定資産」、「投資の他の資産」の3種類に分類できます。「有形固定資産」は、建物、機械装置、車両運搬具、備品、土地など形のある資産を指します。「無形固定資産」は、営業権、商標権、意匠権、ソフトウエアなど、目に見えない資産を指します。「投資その他の資産」は、有形に無形にも属さない資産で、子会社出資金や関連会社株式などの投資を目的にした資産を指します。いずれの固定資産も、貸借対照表上に取得した時点の価額と、減価償却費の累計額が表示されることで、資産の簿価を表します。