【神社参拝】方法・手順・使い方、メリットデメリットなどについて
神社参拝の方法概要
神様に、無事や健康などに関する願いを聞き届けてもらうのですから、神社参拝は正しい手順を踏んでおこなう必要があります。神様に対して失礼なやり方や流れでおこなうと、願いが聞き届けられないと考えられているのです。また、その願いが間違った内容で神様に届けられてしまう可能性があるともされています。そのため、正確に願いを聞き届けてもらうようにするためには、失礼ではない方法で、正しい流れに沿っておこなうことが非常に重要なのです。 日本には数多くの神様がいると考えられていますし、神社の数も多くあります。しかし神社参拝の正しい方法や手順は、基本的には一致しています。
神社参拝の方法その1
神社には鳥居がありますが、この鳥居は神域への入り口となっています。つまり鳥居から一歩足を踏み入れると、そこは神様の領域となっているわけです。 人の家に入る時にマナーに気をつける必要があるように、鳥居をくぐる際にも守らなければならないマナーがあります。まずは鳥居の前でおじぎをして、これからくぐらせてもらうということを、神様に伝えるのです。そしてその上で、鳥居の中央ではない部分、つまり左右のいずれか片方から、入っていきます。この時、鳥居の左側から入る場合には左足を、右側から入る場合には右足を、第一歩目とすることが正しいやり方です。
神社参拝の方法その2
鳥居をくぐると、社殿まで続く道を歩くことになります。この道は参道と呼ばれているのですが、社殿が神様のいる場所、鳥居がその出入り口とすると、参道は神様の通り道と言えます。そこを通らせてもらうわけですから、神様の邪魔にならないように、中央を避けて歩く必要があります。鳥居を、中央ではなく左右からくぐるようにするのも、同じ理由です。 要は、神様の領域に入り込むということを意識して、遠慮しながら行動する必要があるわけです。我が物顔で堂々と中央を歩くことは失礼になりますし、もちろん余計なおしゃべりをすることも、基本的にはタブーとされています。
神社参拝の方法その3
そして、社殿に到る途中には、御手洗と呼ばれている水場があります。御手洗は、一般的にはみたらし、またはみたらいと読みます。トイレを意味す御手洗とは異なり、ここでは神様に会う前のお清めをおこないます。汚れた手を合わせて祈ったり、汚れた口で願いを口にしたりすると、神様に対して無礼となってしまうので、その前に清めてきれいにする必要があるのです。 御手洗にはひしゃくが置かれているので、それを使って手や口を清めます。もちろんひしゃくの正しい使い方や、清めるための正しい手順があるので、それを守る必要があります。
神社参拝の方法その4
御手洗でのひしゃくの正しい使い方としては、まずは右手に持って水をすくいます。その水を左手にかけて、すすぐようにして洗います。次はきれいになった左手にひしゃくを持ち、同じように水をすくって右手を洗います。 そして、再び右手にひしゃくを持って水をすくい、丸めた左手の平にそそぎます。その水を使って、今度は口をすすぐのです。直接ひしゃくに口をつけるのはタブーとされているので、口をすすぐ際には必ずこの方法でおこないます。 最後にひしゃくを縦方向に傾けることで、柄の部分に水を流します。借りたものはきれいにして返すことは当然のマナーですが、神社のひしゃくにおいても同じことが言えるのです。
神社参拝の方法その5
ひしゃくの正しい使い方で手と口とを清めたら、次はいよいよ神様に願いを聞き届けてもらいに社殿に行きます。社殿は、参拝しやすいように開けていますが、ここでもやはり中央ではなく、左右に立つことがマナーとされています。 そして賽銭箱に賽銭を入れるのですが、これも投げ入れるのではなく、そっと入れることが正しいやり方です。賽銭とはお金、つまり価値のあるものですから、それを粗雑に扱うことは横柄と言えます。もちろん、神様に対して物を投げつけること自体が無礼となるので、まずは軽くおじぎをしてから、そっと手渡すように賽銭箱に入れることが大事です。
神社参拝の考察
お賽銭を入れたからといって、いきなり願いを口にするのは性急と言えます。ビジネスでも本題に入る前には挨拶をしますが、神社参拝においてもやはり、まずは挨拶をする必要があるのです。その挨拶が、いわゆる二礼二拍手で、具体的には二回おじぎをして、その上で姿勢を正してから二回拍手をします。このおじぎは、賽銭箱の前でおこなったおじぎよりも、深々とおこなう必要があります。角度で言うと、下半身に対して90度ほどが良いとされています。 この流れできちんと挨拶をすると、神様が聞く態勢に入ってくれるので、願いを伝えます。
神社参拝のまとめ1
願いは、実際に口に出す必要はなく、心の中で念じるだけで良いです。ただし、念じるだけだからといって、適当な言葉で済ませることはタブーです。横柄にならないように、丁寧な言葉で伝えることが大事なのです。うまく言葉にできない場合には、イメージを思い描くだけでも良いとされています。 また、欲張って長々と伝えることもタブーとなっています。人間同士の会話でも、自分のことばかりを延々と話すことはマナー違反ですが、神社参拝においても同様で、わかりやすく手短に伝えることが大事なのです。 願いを伝えたら、もう一度深くおじぎをして、社殿から退きます。
神社参拝のまとめ2
社殿から退く際も、やはりここまで来た時と同様に、正しい方法で退くことが必要です。具体的には、参道は中央を避けて歩き、鳥居も左右の両端に近い場所をくぐるようにするのです。これは、次の参拝客が歩きやすいようにするためにも必要な配慮です。 そして鳥居をくぐったら、そのまま帰るのではなく、一度鳥居の方を向きます。そして、参拝させてもらったお礼と、これから帰るという挨拶とをかねて、おじぎをします。人の家から帰る時も、何も言わずに立ち去るのはマナー違反となっていますが、それと同じでお礼や挨拶をすることが必要なのです。
神社参拝の方法の注意点
以上が、神社参拝の正しい方法や手順です。先述したように日本には数多くの神社があり、中には上記とは多少異なる方法や手順が必要となるところもあります。たとえば二礼二拍手を二礼四拍手としている神社もあるのです。 このように多少の違いはありますが、神様に対して無礼にならないように参拝するという意味では、どこも共通しています。逆に言えば、多少異なる方法で参拝したとしても、神様に対して失礼でなければ良いということです。たとえば体が不自由でおじぎが難しいという人もいますが、その場合は自分に可能な範囲で、神様に礼を尽くせば良いわけです。
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日本には、人生の節目に神社参拝をして祈願する風習があります。たとえば、生まれてから約1ヶ月目に、地域の神社に挨拶し、健やかな成長を祈願する初宮参りです。そしてその子供が3歳5歳7歳になると、そこまで成長させてくれた神様にお礼をしつつ、さらなる成長を望むという七五三の参拝をします。その他、受験の合格祈願や安産祈願などで参拝する人も多くいます。毎年の正月におこなう初詣も、新たに始まる1年を無事に過ごすための祈願の一種です。このように日本人は、節目となる時期には、たびたび神社参拝をおこなっているのです。