しじみ砂抜きの方法・やり方・手順や使い方・流れなどについて

しじみ砂抜きの方法概要
さて、しじみを毎日食べようと思っても、彼らは生き物です。砂の中に住み、呼吸し生きている彼らは、購入したその時点ではまだ元気なのです。 そんな彼らは勿論、体内に砂を吸い込んでしまっているので砂抜きしなければ食べることが出来ません。 また、貝なので普段は閉じて隠れてしまっているため、専用の道具を使う以外、加熱調理をしないと中身を取り出すこともできません。 なにより小さいので、あまりきちんとした下ごしらえをすると言う訳にもいかず、食べる方法としては茹でる、煮る、蒸す程度かと思います。 大きい種類もいるようですが、今回は小さいものに限定します。
しじみ砂抜きの手順・方法01
砂を吸い込んでいるしじみを、そのまま食べればもちろん酷い食感がします。じゃりじゃりとして、まさに言葉通り「砂を噛む」状態です。 佃煮など身がかなり縮む調理法だと、その砂感は食べられたものではありません。 そこで重要になってくるのが砂抜きです。 彼らに砂の無い所で暮らせと言う訳にはいかないので、食べる側が頑張るほかないのです。 呼吸する時に仕方なく吸い込むものなので、きちんとした手順で処理をしてやれば、ちゃんと綺麗に吐き出してくれます。 ただ、彼らは汽水~淡水に生息しています。種類によって生息している水質が違うので、しっかり合わせてあげないと上手く砂を吐いてくれません。
しじみ砂抜きの手順・方法02
現在日本で主に流通しているのは4種類ほどです。 一番多いのは、1980年代に輸入され始めた外来種、タイワンシジミの仲間です。 輸入品のため比較的安いので、食卓に上ることも多いようです。 日本古来の種では、汽水域(海水と淡水が混ざる場所)に生息するヤマトシジミの他、淡水に生息するマシジミ、同じく淡水で特に琵琶湖にしかいないセタシジミがいます。 味はセタシジミが一番おいしいとされていますが、なかなか高価なので、お土産などで上等な佃煮を頂いたら、もしかしたらセタシジミかもしれません。 基本的に砂礫・砂泥の底に生息しているので、砂をたくさん吸っているのも納得できます。
しじみ砂抜きの手順・方法03
では、実際食べる時、どうやって砂抜きをするかです。 やり方は簡単なのですが明確な手順があるので、その通りやれば上手に砂を抜くことが出来ると思います。 流れとしては、水にいれて放っておく。これだけです。 まず最初の手順として、用意する水の性質です。 淡水域に棲む種は0.5%まで、汽水域に棲む種は1%までの塩水を用意します。1リットルの水に5gの塩を溶かすと0.5%になります。 実際の生息域よりも塩分濃度が濃い水につけると、浸透圧の影響で身の中のうまみ成分が増加します。 砂の中に埋まって暮らしているので、用意した塩水にしじみを良く洗って入れたら、アルミホイルなどで空気用の隙間を残して覆ってください。
しじみ砂抜きの手順・方法04
先程の方法でも、3時間程放っておけばそこそこ砂を抜くことが出来ますが、もっと上手に抜くやり方もあります。 浅いざるにしじみを重ねないよう綺麗に並べて入れ、ボウルの淵一杯に塩水を張り、浮かべる様に浸すのです。暗くするのは忘れずに。 そうすることで、別の個体が吐き出した砂を吸うこともなく、酸欠防止にもなるのです。この状態で3~5時間放っておくと、ボウルの底に吐き出した砂がしっかり溜まります。 この方法で抜くと全ての個体から砂が抜け、皆で食べていて誰か一人だけジャリッとした、なんていう”はずれ”を引かなくて済むのです。
しじみ砂抜きの手順・方法05
お酒を飲んだら、オルニチン。そんなキャッチコピーで発売されているドリンク剤やサプリメントがありますが、そのオルニチンこそ、しじみの持つ凄い力なのです。 お酒を飲むと、アルコールが血液中を流れて脳に達し、酔いが回ります。全身を巡った血中アルコールは肝臓で濾しとられ、アセトアルデヒドから酢酸を経て、最終的に炭酸ガスと水に分解されます。ただでさえ、肝臓は日々の食事で摂取した栄養素の分解再構成や、取り込んでしまった毒物の分解などたくさんの働きをしているのです。アルコールの分解まで仕事に追加されては、勿論疲れてしまうのです。 そんな肝臓を助け疲れを緩和するのが、オルニチンです。
しじみ砂抜きの考察
しじみに含まれるオルニチンとは、アミノ酸の一種です。主に成長ホルモンの誘導体ですが、体脂肪を分解したり、細胞を活性化させ新陳代謝を促進する効果もあり、実は人間が元々持っていて作り出すことが出来るものです。 ただしその量は決して多くないので、外部から取り込むとさらに効果を発揮するといったものです。 以前は様々な実験や研究に使われていたようですが、今は純粋にサプリメントの添加物として使われることが多いようです。 肝臓が担っている作用の多くに影響するため、働きを助け疲労を緩和する、そんな能力があるのが、このオルニチンというアミノ酸なのです。
しじみ砂抜きのまとめ01(使い方や注意点など)
オルニチンばかり注目されがちですが、ビタミンB12も豊富に含まれています。 ビタミンB12は細胞活性効果と再生を助ける働きがあるので、神経痛など細胞のダメージで起きる痛みなどを緩和する薬にも含有されています。 解けると赤~ピンク色に見えるので、ピンク色の薬液の目薬には大抵含まれています。眼の神経の疲れを緩和するので、充血や疲労による目のかすみにも効果が期待できます。 マッサージをしても直らない首の痛みなどは神経細胞のダメージが原因のことも多いので、ビタミンB12の摂取で改善されることもあるようです。 これもまた、人間に有用な成分の一つです。
しじみ砂抜きのまとめ02(使い方や注意点など)
貧血防止に鉄分が有効なのは知られていますが、多く含有する食品を知っている人は少ないかもしれません。 牛乳やホウレンソウに含まれていたり、赤身の肉やプルーンなどが有名かもしれませんが、しじみに含まれる鉄分は一日の摂取推奨量の40%とかなり多く、日々の食事にとりいれて根本的な改善を目指すのにも使えるかと思います。 また、亜鉛ですが、不足すると舌に存在する味を感じるための器官が活性を失い、味覚音痴になると言われています。人間に必要な亜鉛は微量ですが狙ってとるのは難しい成分でもあるので、こちらもしじみを上手に利用して摂取できると思います。
しじみ砂抜きのまとめ03(使い方や注意点など)
砂抜きしたら味噌汁へ、だと毎日では飽きてしまいます。 新しい使い方として、多めに買ってきて砂を抜いたら、冷凍保存することをおすすめします。 やり方は様々ですが、袋に平らにいれて凍らせれば場所も取りません。 先程説明した流れで砂を抜けばジャリッとしませんし、使い方も味噌汁だけでなく様々広がります。 冷凍したしじみのおすすめの使い方としては、凍ったままミキサーにかけてシャーベット状のペーストにします。そしてそれをすりおろした山芋と片栗粉に混ぜて団子状にし、フライパンで焼きます。 しっかり砂抜きしないとできませんが、とてもおいしいですよ。 身体に良い食材ですので、是非新しい食べ方を開拓してみてください。
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味噌汁か、御吸い物か。汁物の具としてのイメージしか無い人も多いしじみですが、その小さい体に詰まった栄養素は人間にはとても大切な物も多く、毎日でも食べたい食材のひとつです。特に含有するビタミンB12は一日の推奨摂取量の約2倍ととても豊富で、疲れをとりたいときに絶大な効果を発揮します。鉄分も豊富なので貧血対策として摂取するのも良いかも知れません。それでいて、カロリーは100gあたり約50kcalととても低く、毎日の食事にプラスしても気にならない程です。健康維持、疲労回復のために、定期的に食べたいところです。