ハイドロサイトの使用方法・やり方・手順や使い方・流れなどについて
ハイドロサイト使用の方法概要
しかし、このこれまでの対処のやり方は、医療の現場において、今では推奨されない方法になってきています。 まず消毒液で消毒すると言うことは、もちろん創部のバイキンを無くす役割があるので、この面においては有益な使い方です。 いっぽうで、人間の身体と言うのはケガを負うと、自分で創部を治す能力がすぐに働きます。 この自分が発揮した能力を、消毒液がバイキンと同時に殺してしまうのです。 また、昔の人はケガをしても消毒液で消毒しなくても、ほとんど問題なく治っていたのです。 すなわち、必ずしも消毒液を用いなくても傷は十分治りますし、むしろ治癒を阻害するやり方にもなるのです。
ハイドロサイト使用の手順・方法01
もちろん、消毒液によるバイキンの消毒をする役割を、全て否定することはあまりにも危険な流れです。 例えば手術を行う時には、無菌室においてしっかりとした消毒を行うことが、厳格に守られています。 あるいは、一定以上のレベルのケガであれば、今なお医療機関でもしっかりと消毒を行うことを基本にしています。 これを行わなければ、体内で細菌によって化膿が起こりますし、それが命の危険にも関与するからなのです。 したがって、軽微なケガであれば消毒は必要ない、あるいは有害とも言えますが、一定以上のものは行う必要があるのです。
ハイドロサイト使用の手順・方法02
では、なぜこれほど消毒の手順が重視されるようになったかというと、何と言っても戦争が大きな要因です。 戦争においては、やはり日常の軽微なケガとは異なりまして、消毒を要する大きな傷を負うことが当たり前なのです。 こうした流れで、一般の庶民にも普及するようになったのですが、その線引きがされなかったことが、問題の本質だったのです。 しかし、どこかで問題の本質に気付く人が現れるもので、普通のケガなら消毒は不要であると、最近は広く認識され始めています。 例えば、医療機関にケガをして受診しても、消毒をしないことが多くなってきました。 また、この流れが公共の施設にも広がりを見せてきています。
ハイドロサイト使用の手順・方法03
次に、ケガをした部分の消毒以外の方法ですが、これまでは出来るだけ傷を早く乾かすことが推奨されてきました。 皆さんもご存じのように、乾燥させるといわゆるカサブタという、黒っぽいものが創部を覆ってくれます。 このカサブタは、とても重要な働きがありまして、出血を止めてくれたり、外部からのバイキンの侵入を防いでくれます。 しかし、このカサブタを作る方法は、医療危険において今ではあまり推奨されない手順です。 理由としてはいくつか存在するのですが、カサブタの内部において、化膿が起こることが一つの理由になっています。
ハイドロサイト使用の手順・方法04
現実として、カサブタが何らかのきっけで剥がれた際に、膿を見かける事があるのは、これを裏付けています。 また、先述の主婦の包丁によるケガの処置のように、絆創膏で被覆する使い方も、今では推奨されていません。 絆創膏で被覆する使い方の何が問題かと言うと、いくつかの問題点を抱えています。 まず一つ目の問題としては、絆創膏はどうしても外部からバイキンが侵入する可能性があります。 例えば、手に絆創膏を巻いていて、主婦が水で洗い物をすると、その隙間から水が浸入します。 このときに、創部にバイキンも同時に侵入するわけです。
ハイドロサイト使用の手順・方法05
次の絆創膏による被覆の問題点は、水が浸入するくらいですから、空気も侵入してきます。 空気の何が問題かと言いますと、先述の創部が乾燥してしまって、カサブタを形成することに繋がるからなのです。 このため、最近のこうしたケガの治療法は、湿潤療法と言われていまして、乾燥させるという発想とは大きく異なるのです。 この湿潤療法の何が有利かと言いますと、これまで述べたカサブタを、形成させないばかりではありません。 その最大のメリットは、何と言っても傷が驚異的に綺麗に早く治るのです。 例えば、先日ある芸能人が顔に大きなケガをしたものの、短い時間でとても綺麗に治ったために、周囲を驚かせていました。
ハイドロサイト使用の考察
この湿潤療法が、一般の庶民に普及し始めたときに販売されたのが、白く半透明なハイドロコロドドレッシング剤です。 ハイドロコロドドレッシング剤は、とても有効で簡便な治療法なので、今では多くの家庭の救急箱に常備されるようになっています。 この製品の特長は、皮膚に隙間なく貼付できるので、とても簡便に湿潤療法を達成できるのです。 また半透明であるために、浸出液の吸収状況が外部から確認できるなど、治療の進捗状況が分かりやすい長所があります。 しかし、このハイドロコロドドレッシング剤には、創部からの浸出液の吸収量が少ないと言う短所があります。
ハイドロサイト使用のまとめ01(使い方や注意点など)
このハイドロコロドドレッシング剤の欠点をカバーするのが、ハイドロサイト使用による治療法です。 ハイドロサイトというのは、ドレッシング剤の一つなのですが、浸出液の吸収量が格段に多いのです。 このため、頻回にドレッシング剤を交換しなくて済みます。 では、なぜ交換する頻度が少なくなると良いかと言いますと、交換時にどうしても外気と触れてしまうので。 これまで述べてきましたように、創部を綺麗に治す湿潤療法のためには、空気との接触を出来るだけ少なくしたいのです。 この点において、浸出液が多く分泌される可能性が高いケースの場合には、ハイドロサイト使用がベターな方法になるのです。
ハイドロサイト使用のまとめ02(使い方や注意点など)
例えば、火傷をして水泡が形成されたケースでは、浸出液が多く産生されることがよくあります。 このような場合に、ハイドロコロイドドレッシング剤を貼付しても、数時間で交換する必要が生じてきます。 しかし、こうした火傷で浸出液が多くても、ハイドロサイト使用による治療法では、翌日まで交換しなくても大丈夫なのです。 これまで火傷をして治療をする時には、ガーゼなどの交換のために、入院や頻回の通院を余儀なくされることがありました。 ところが、このハイドロサイト使用による治療法では、入院が不要になったり、通院回数が少なくて済むようになったのです。
ハイドロサイト使用のまとめ03(使い方や注意点など)
もちろん、多量の浸出液ばかりではなくて、出血が多い時にも火傷の治療と同様の理由で、ハイドロサイトは有効です。 このハイドロサイトの利用によって生じた、入院や通院回数の減少は、患者にも社会にも大きな貢献をしています。 まず、入院や通院が少なくなりますと、患者としては医療費の自己負担が少なくなって、経済的に助かります。 また入院となりますと、仕事を休むことが必要になりますので、社会的にも経済的にも損失になります。 あるいは、医療費自体が全体として少なくなるのですから、日本の課題である社会保障費の削減にも貢献してくれるのです。
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人間にとって傷を負うことは、避けることの出来ないことで、一度も負ったことが無い人は、まず存在しないと言えるでしょう。例えば、家の中の作業がメインとなる主婦などは、ケガとはほとんど無縁と感じるかもしれません。しかし主婦の生活には、さまざまなケガに繋がる要素が潜んでいるのです。その代表的なものが、主婦が毎日行うキッチンにおける調理です。
調理をするためには、やはり包丁を使うわけですが、これによって手にケガすることは、むしろ日常茶飯事なのです。この包丁で傷したときの対処のやり方は、まず消毒液で消毒して、そのあとに絆創膏で被覆するのが一般の手順です。