わかめ保存の方法・やり方・手順や使い方・流れなどについて

わかめ保存の方法概要
そのため海藻類は、おいしさを味わうためにも、健康のためにも、ダイエットのためにも有効な食材と言えます。遺跡で発見された土器にも付着していたことから、海藻類は縄文時代には既に食材とされていたと考えられています。また、奈良時代には海藻類が税として納められていたという歴史的事実もあります。そのくらい、海藻類は古くから重宝されていたのです。 その海藻類の中でも、特によく食されているのがわかめです。1950年代に本格的に養殖が始められてからは、一層食されるようになりました。現在は、養殖が始まる前の数倍もの消費量になっているくらいです。
わかめ保存の手順・方法01
しかし、野菜や果物と同じように、わかめにも旬の時期があります。養殖とはいっても、基本的に旬の時期に収穫することになるので、その時期以外では新鮮なわかめは入手しにくいです。 わかめの旬の時期は、具体的には3月から5月までの約2ヶ月間です。この時期のわかめは、風味が良い上に栄養価が高いことから、特に人気があります。 わかめというと、乾燥してあるものを購入して調理に使う人も多くいます。しかし、旬の時期の生のわかめを調理に使った方が、良い香りや味を楽しみながら、しっかりと栄養補給をすることができると言えます。
わかめ保存の手順・方法02
しかし先述したように、旬の時期の生のわかめは、約2ヶ月間しか入手することができません。ところが、うまく保存することで、良い状態を数ヶ月ほど保ち続けることができます。旬の時期に購入した生のわかめを、次の旬の時期が来るまで、味わい続けることができるのです。 わかめ保存の具体的な方法や手順としては、まずは生のわかめを適度な大きさにカットします。乾燥わかめはあらかじめカットされていますが、生のわかめは通常はかなりの大きさです。幅は50センチほどありますし、長さは1メートル以上あるのです。中には2メートルを超える長さのわかめもあります。
わかめ保存の手順・方法03
さらにわかめには、葉の部分と茎の部分とがあります。食材としてよく使うのは葉の部分なので、茎の部分を除去することも必要です。 手順としては、まずはこの茎の部分に沿って調理バサミで切ることで、葉と茎とを分けます。調理バサミは、工作用のハサミで紙を切る場合と同じ使い方をします。そして分けた葉を、さらに調理バサミで切って、適度な大きさにしていくのです。 カットしたわかめは、塩を入れた水の中でしっかりと洗います。わかめは海の中で育つので、水に塩を混ぜて海水に近い状態にしてから洗うことで、鮮度が保たれやすくなるのです。"
わかめ保存の手順・方法04
"わかめを洗っている間に、大きめの鍋でお湯を沸かしておきます。沸騰したら、その中に洗ったわかめを入れます。水の状態から鍋に入れて加熱すると、色が鮮やかにならないので、先に沸騰させてから入れるという流れはとても大事です。 そして塩をひとつまみ入れてから茹でると、わかめがどんどん明るくきれいな緑色になっていきます。それ以上加熱すると、逆に色が悪くなるので、きれいな色になったら急いで火を止めます。そしてわかめをザルに入れてお湯を切り、ザルのまま冷たい水の入ったボウルに入れて冷やします。このやり方で急いで冷やすことで、きれいな色が失われずに済みます。
わかめ保存の手順・方法05
わかめが十分に冷めたら、水気をしっかりと切った上で、塩をかけます。そして、わかめ全体に塩をなじませるように混ぜます。塩は、ボウル1杯のわかめに対して、拳で掴み取れるほどの量を使うことが目安です。 塩をたっぷりと使って、しっかりと混ぜることで、わかめから余分な水分が抜けていきます。水分は腐敗の原因となるので、わかめ保存をうまくおこなうには、塩の使い方が肝心と言えます。 また、塩をふった後のわかめは、重石などを乗せた状態で一晩放置しておきます。そうすると、塩と重石によって、水分がより一層多く抜けていくようになるのです。
わかめ保存の考察
一晩置いた後、わかめをギュッとしぼって、さらに水分を抜きます。その上で、もう一度塩をふって混ぜてから、重石を乗せて放置し、翌朝になったらしぼります。この手順を繰り返すことで、わかめはすっかり水分が抜け、保存しやすい状態になります。 この状態で、塩と一緒に食品保存用のビニール袋などに入れ、口をしばってから冷蔵庫に入れておきます。まだ水分が出てくる場合もあるので、時々チェックして、水分が出ているようなら袋の口を開けてから抜きます。そして再度塩を加えてから、口をしばるのです。 この流れを繰り返していると、だいたい2~3ヶ月ほどは冷蔵庫で保存することができます。
わかめ保存のまとめ01(使い方や注意点など)
また、冷蔵保存以外に冷凍庫で保存するという方法もあります。 冷凍保存の場合は、ビニール袋ではなく、冷凍専用の袋を用意する必要があります。十分に水分が抜けた後のわかめを、塩と一緒にその袋に入れ、口を閉じる前に、軽く押しつぶすようにします。このやり方だと、袋から余分な空気が出ていくので保存状態が一層良くなります。さらに、全体的に平らになるので、冷凍庫の中に十分なスペースがなくても、隙間に入れるようにして冷凍保存できるようになるのです。 冷凍した場合の保存期間は、半年から1年ほどですから、多く保存しておけば、次の旬の時期まで使うことができます。
わかめ保存のまとめ02(使い方や注意点など)
冷蔵保存をしたわかめは、柔らかいので、袋から取り出せばそのままの状態ですぐに調理に使うことができます。加熱せずに、そのままサラダなどにして食べることも可能です。ただし、塩が全体についているので、流水で塩を洗い流し、軽くしぼるという手順が必要になります。 冷凍保存をした場合は、解凍してから調理に使います。常温での自然解凍でも良いですが、流水解凍だと、水の流れによって解凍と塩分の除去とを同時におこなうことができます。 ただし煮物など長時間加熱する料理に使う場合には、わかめが溶けてしまうことがあるので、解凍せずに使うというやり方が良いです。
わかめ保存のまとめ03(使い方や注意点など)
また、わかめ保存の最初の段階で取り除いた茎も、調理に使うことができます。茎の部分には、葉の部分以上に多くの食物繊維やミネラルが含まれています。そのため、捨てずに食べた方が体には良いですし、食材を無駄にしないという意味で経済的です。 使い方は簡単で、筋張っているので細かく刻んでから、煮込んだり炒め煮にしたりするだけです。やや濃い味をつけて十分に加熱することで、しっかりとした歯ごたえのある、おいしい煮物やふりかけになります。 このように旬の時期の生のわかめは、保存することで葉を長く使い続けることができますし、簡単な方法で茎からも栄養補給ができるので、とても便利な食材と言えます。
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