製本の方法・やり方・手順や使い方・流れなどについて
製本の方法概要
現在、冊子・本の印刷が安価になったのは、パソコンの普及により、オンデマンド印刷というものが可能になったからです。オンデマンド印刷と言うのは、デジタルデータを利用した印刷の事を差します。それ以前の印刷に関しては、ページ毎に版(はん)と呼ばれる型を作製し、それを複製する事で印刷を可能にしていました。型にはある程度の費用がかかってしまうため、どうしても大部数を印刷しない限り、利益がでない流れになっていたのです。 しかし現在では、オンデマンド印刷で、デジタルデータのみでの原稿作成・印刷が可能になっています。これによって、安価な印刷が可能となっています。
製本の手順・方法01
まず、製本を決めた場合、部数・ページ数・サイズ・色の有無を選ぶ必要があります。各種印刷サイトを見ると、必ずこれらの種別によっての料金方がありますので、そこから料金を算出する事ができます。 もちろん、ページ数が多くなれば料金が上がり、カラー印刷のページが増えるほど料金が高くなります。部数を上げれば、1冊あたりの単価は安くなります。その辺りを考慮し、自分に一番あった物を考える必要があります。 また、印刷会社によって、得意不得意の印刷方法が存在します。必ず、複数の会社の料金を見比べ、検討してみてください。
製本の手順・方法02
ページ数・サイズなどが決定したら、次は原稿作成となります。原稿のフォーマットや大きさは、各種印刷会社に指定がありますので、必ずそれに従いましょう。普通のプリント作製と本の作製は多く違うため、自分のやり方で行ってしまうと仕上がりが非常に変わった物になってしまいます。 例えば冊子は普通のプリントと違い、『とじしろ』が必要になってきます。そのため、通常のプリント作製の流れとは違い、余裕をもった余白が必要になります。また、ページ番号の付け方や、フォントの指定方法、紙のカットの仕方も通常の方法とは違います。
製本の手順・方法03
特に注意が必要なのは、表紙の作製です。これはかなり気をつけれなければなりません。通常表紙に関しては、表ページと裏ページを1枚の紙に印刷するため、『表ページ+背表紙+裏ページ』が1つになったファイルを作製します。普通のプリント等は違う考え方が必要になります。 自分の本が何ミリ程度の厚さになるかを考慮する必要があります。計算方法は、印刷会社のホームページに明記してある事がほとんどですが、分からない方も多いかと思います。その場合、業者の方で対応していただけることがほとんどなので、困ったらまずは業者の方と相談しましょう。
製本の手順・方法04
もう1つ気をつけるのは、フォントの問題です。特に、特殊なフォントを使う場合、1手間が必要です。例えば、自分のPCに特殊なフォントをインストールし、それを原稿に使っている場合、そのファイルをそのまま送ってしまうと、相手には違った表示になってしまいます。業者側のPCに、同じフォントがインストールされているとは限らないからです。 その場合、特殊なフォントで書かれた文字を、一種の画像のように扱う『アウトライン化』という手順を踏むことになります。これも、業者のページにてやり方をチェックできる所がほとんどです。
製本の手順・方法05
また、画像に関しても注意が必要です。原稿を作製するソフトの中には、画像を使用した際に、『自分のパソコンの特定のフォルダから参照する』という流れになっている場合があります。このファイルを相手に送った場合、もちろん同じ画像ファイルを持っているわけはありませんので、その部分が空っぽの状態になってしまいます。 その場合、画像をファイルの中に埋め込むというやり方が必要になってきます。それに関しての使い方も、印刷会社のホームページにて説明されている事がほとんどですので、そちらをご参照していただければと思います。
製本の考察
こうして、原稿が一通りそろったら、とうとうオンラインでの原稿の提出となります。もちろん、提出前には最終チェックを行いましょう。通常、一度原稿をアップしてしまうと、修正はほぼ不可能です。不可能でない場合でも、別料金を取られたり、印刷物の納期が遅れてしまう事があります。念には念を入れておきましょう。 こうして印刷物の元ファイルを送った後、料金を支払えば、1~2週間の内に冊子・本が自分の元へ郵送されてきます。まず、印刷物が届いたら、本の印刷チェックをしてみましょう。稀に業者の方での印刷ミスがあるからです。
製本のまとめ01(使い方や注意点など)
今まで紹介した手順を踏めば、自分で本を作る事はそれほど難しくはありません。原稿作成がネックとなりますが、それも1度2度同じ事を繰り返せば、それほど難しい事ではないことに気が付くでしょう。 原稿作製ソフトの使い方などに慣れてゆけば、様々な種類の本を作る事が可能です。今回は、単なる冊子・本でしたが、カバーを付けたり、帯を付けたりする事もオプションで可能になります。デザインをしっかりしたものにすれば、市販されている本にも引けを取らないものを作製できます。 時間がある方は、自分が満足するデザインのものを作製してみてください。
製本のまとめ02(使い方や注意点など)
今まで業者に製本をお任せする方法を書きましたが、もちろん自分のハンドメイドでの作製も可能です。ページ数が薄い本であれば、真ん中を針で留める方式での製本が可能です。 その際、1枚の紙に4ページ分の原稿を印刷する必要があり、ページ数もまちまちのものとなります。手作業で印刷しようとするとかなり大変な作業になりますが、現在のプリンタには大抵、冊子印刷のオプションが付いています。これを活用すると、自動的に冊子になるような印刷を行ってくれます。 これらの機能を活用すると、たとえ1人でも簡単な冊子は作製可能となります。
製本のまとめ03(使い方や注意点など)
本の作り方に関しては、業者にお任せする方法から、自分で製本するという方法まで、実に様々な物が存在します。 その両方に一長一短が存在します。業者はある程度の枠組みの中から作製でき、仕上がりは非常に綺麗になり、大部数の印刷が可能です。自分で製本する場合は、表紙の紙質から大きさまで、自分の思い通りの物を作り上げる事が出来ますが、大部数には向いていません。 これらの使い方をうまく考慮し、自分にあった冊子・本を作製してみましょう。世界に1つだけしかない冊子・本を作ると言う事は、かなり楽しい経験になると思います。
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冊子や本を作製する、と聞くと、なにやら高価で複雑な手順が必要に感じてしまいます。しかし、最近の技術進歩により、安価で簡単な製本が可能となっています。例えば個人的なパーティでの冊子を配布したり、趣味のサークルで同人誌を作製するという事が、珍しい事ではなくなってきています。とは言え、製本を行うまでには業者を選定し、原稿を既定の形に整え、ある程度の準備が必要になります。今回は製本を行うまでの流れをご紹介したいと思います。もし、何かの本・冊子を作製したいと考えている方は、是非ご覧いただければと思います。