【釣り】方法・手順・使い方、メリットデメ... | 色々なカテゴリの方法や利用・使い方など 方法ラボ

言うまでもなく、魚は水の中を棲み家とした生き物です。それは我々人間とは全く違った生態であり、お互いに相容れない生き方をしています。そんな違いを正しく認識するためにも、まずは身近な池や小川で釣る楽しみを味わうのも一案です。 実際、初心者の段階では、最初は小さな池や小川などで釣るのが安全でお勧めです。そこに棲む鮒やタナゴなどの小魚は、入門者にとっては最適と言えます。また、一見すると何の変哲もない池や川にも、水辺の小さな魅力が満ち溢れているのです。そんな魅力に気付くこともまた、釣りの世界では大切な心得だと言えます。

魚を釣ることの楽しさや素晴らしさは、小さな子供でも高齢者でも味わうことができます。しかし子供や老人ほど、水の事故の危険には十分に注意する必要があります。もちろん大の大人であっても、水の怖さはしっかりと知るべきです。 主な場所としては海、川、湖、池、沼などがありますが、程度の差こそあれ、どこも危険と隣り合わせです。絶対に安全な場所などありません。そのことをしっかりと認識しない人は、魚を釣る資格はないと言えます。 また、同じ場所でも天候や時間帯、自分自身のその日の体調の違いなどによっても危険の度合いは違ってきます。絶対に無理をしてはいけません。

魚を釣る方法は、基本的にシンプルです。竿に糸と針と餌を付けて魚に食わせればよいのです。しかし基本の方法はシンプルでも、それだけでは釣れないことも多いのが現実です。そんな時には工夫も必要です。 場所を変えたり、餌や針を変えたり、または浮き下の長さを調節したり、とにかく色々と試してみることです。魚を釣るには、釣れるまで何もせずにただ黙って座って忍耐していればよいのではありません。そのようなやり方は下策です。 そうではなく、釣れない時ほど創意工夫が求められるのですから、そんな創意工夫も釣る楽しみの一つだと考えておいたほうが賢明です。

その日の釣行プランを綿密に立てる人は、意外に少ないものです。しかし事前のプランは、できるだけ立てておいたほうが良いのです。なぜなら、どんな釣行もその日の天候に大きく左右されてしまうからです。 悪天候で風雨が強い時、曇りがちな時、快晴で爽やかな日よりの時、その場の状況は様々です。しかも、天候は急変してしまうこともあります。ですから何があっても臨機応変に対応できるよう、釣行プランもそのように立てておくのです。 具体的方法は、その日の基本スケジュールの流れに沿って、幾つかのパターンを予測してプランニングすると良いでしょう。

一つ極端なことを言うと、大海原で深海魚を狙うのに小さな小鮒釣りの竹竿を持参しても何の役にも立ちません。まずはターゲットとなる魚のことを知って、その魚にはどんな仕掛けや道具が最適なのかを確認します。 そして、それらの使い方や釣る手順なども正しく把握しておきます。特に初めて狙う種類の魚については、事前に練習しておくことも必要になります。そうでないと、現地で「こんなはずではなかった」と後悔することになるかもしれません。 とにかく、その魚にはその魚に最適な用具があり、やり方があります。事前に勉強しておくべきことは沢山あるのです。

釣りのちょっとした事故やトラブルで最も多いものの一つは、針が指などに刺さってしまうことです。軽度ならばチクッと少し痛いだけで血も出ませんが、本格的にブスッと突き刺さってしまうと、思わぬ大怪我に繋がる危険もあります。そんな事態に対処するためにも、簡易救急箱などの携帯も忘れてはなりません。 魚を釣ることは、基本的にハンティングと一緒です。竿や針を用いたハンティングの一種なのです。ゆえに大勢に影響の無い小さな刺し傷や擦り傷などは、当たり前のこととして最初から覚悟しておくべきです。そして、そのような小さな怪我に備えるのです。

ルアーフィッシングでは餌は使いません。特殊な疑似餌やルアー針を用いますので、通常のやり方とは少し違います。ただ、ルアーでは比較的大型の魚を狙うことが多いので、ルアー針も比較的大型が多くなります。 また、ルアーフィッシングにおいては遠投なども多いので、事故の無いように周囲に注意しなければなりません。つまり、通常の釣りよりも事故の危険は高いし、怪我も重くなりやすいのです。 ルアーの使い方や手順などは、しっかりとした事前確認が事故予防につながります。必ず確認しておきましょう。ルアーの針は返しも大きいことが多いので、事故予防が肝心です。

魚を釣る場所にも、かなりの難易度の差があります。たとえば山奥の秘境のような渓流で魚を釣るのは、非常に難易度が高いと言えます。何しろ山奥ですから、急峻な崖や滑りやすい岩場、急な流れや激流など、その場所に行くだけでも非常に大変なのです。 ですから難易度が高い場合は、本当に行くかどうか慎重に判断しなければなりません。その際の最も大切な判断材料は、自分の力量です。自分の力量を客観的にしっかりと見極めて、適切に判断しなければなりません。 このことは、海の磯や沖などでも基本的に同じです。とにかく、絶対に甘い見通しではいけません。

魚釣りにおいては、自分一人で出掛けることもあれば仲間と共に行くこともあります。また、家族や友人たちと一緒に楽しむ場合もあります。その際は、是非、子供や高齢者など最も弱い立場の参加者を基準にして釣行プランを立てたいものです。 そんな弱者にとっては、ちょっとした川の流れに足を取られて大事に至ってしまうケースもあります。また、用具の使い方や釣る手順などを間違えて怪我をしたり、または全然釣れないまま時間が無駄に過ぎてしまうこともあります。 誰かと一緒に出掛ける時には、そんな気配りも忘れないようにしたいものです。

もしも魚を釣ったら、一匹たりとも絶対に無駄に殺したりしてはいけません。それは動物愛護精神にも反します。もちろん、殺さないように傷つけないように努力しても、やむを得ず死んでしまう場合は仕方がありません。 基本的に、釣った魚は元気なうちにリリースするか、それとも美味しく頂くのがよいでしょう。それ以外は、自宅などに持ち帰って飼育して楽しむ方法もあります。 しかし、釣った魚の飼育は意外に簡単ではありません。海水魚など、飼育難易度の高い魚は結構多いのです。ですから釣り魚を飼育したい場合は、事前に水槽飼育セットなどを完璧に下準備しておきましょう。