あじさいの剪定方法・手順・使い方、メリットデメリットなどについて

あじさい剪定の方法概要
皆さんが知っているあじさいはこんもりと丸く、花がたくさん咲いているものでしょうか。それとも花が円状に並んでいるものでしょうか。普段花だと思われているのは装飾花という、名前のとおり飾りの花です。 花が丸く付いていて、あじさいといえば想像されるそれはアジサイ、またはホンアジサイと呼ばれる種類です。花が円状に並んでいるのはガクアジサイ。花を額縁に見立てて名前がつけられたそうです。 またアジサイに似ていますが、海外で品種改良され日本に逆輸入された品種は、アジサイと区別するためハイドランジアの名前で呼ばれることも多いようです。
あじさい剪定の手順・方法01
あじさいが咲くのは5月から7月の梅雨時、というのは広く知られているかと思います。しかし、いつ来年花を咲かせる芽ができるのか、肥料を施すのはどんな時期が良いのか、挿し木といってあじさいの株を増やす作業はいつやってもいいのか、を知っている人は少ないのではないでしょうか。 アジサイが来年花が咲く花芽をつけるのは10月頃です。剪定や枝の長さを揃える際にそれを切ってしまうと花が咲かなくなってしまいます。なので剪定は花が終わってから花芽が付くまでの7月から9月までとされています。 挿し木は花が咲く前の3月から4月、もしくは花が咲く6月から7月に行われます。 肥料については7月から9月、11月から2月に施します。
あじさい剪定の手順・方法02
次はあじさいの育て方です。基本的に育てるのは難しくありませんが、毎年元気に花を咲かせてもらうにはある程度の配慮が必要になります。 あじさいは半日陰の場所でよく育ちます。ただし西日の当たる場所では乾燥して葉が焼けて痛んでしまうことがあります。かといって日照不足でも花の色が付かなくなってしまうなどよくありません。置く場所や植える場所には十分気をつけましょう。 あじさいは水を好む植物で乾燥すると生育が悪くなります。庭植えだと真夏以外は雨だけでも成長します。 鉢植えは乾燥しやすいのでたっぷりと水をやるようにしましょう。
あじさい剪定の手順・方法03
冬には葉を落とし枝だけになるあじさいですが、乾いた寒風に当たると枝や芽が痛んでしまうので気をつけましょう。耐寒性は十分あるので過保護にする必要はないと思います。 また乾きやすい場所に植えている場合は株の周りにわらを敷いたり、マルチングを行ったり、ある程度対策をとると良いでしょう。 鉢植えは夏場、特に注意をしないと株が枯れてしまう事があります。庭植えとは違い、土や水分が限られているということに十分注意をして、水やりの際は鉢の下から水が染み出てくるまでたっぷりと与えましょう。またあじさいが育ってくると根が伸び、根詰まりを起こしてしまいます。その際は大きい鉢に植え替えるようにしましょう。
あじさい剪定の手順・方法04
不要な枝を落としたり形を整えたりするために枝を切って手を入れることを剪定といいます。 あじさい剪定は来年の花や元気に育てるためには必ずしなければいけないことではありません。しかし、あじさいは年々大きくなり、花が咲く位置もどんどん高くなります。株の大きさを維持するためには必要な作業です。 しかしあじさい剪定の方法ややり方を間違えてしまうと、来年花が咲かない、もしくは咲いたけれど数が少なくてとてもさびしい、また手順や流れの把握が足りず、時期を逃してしまった、という事態が起こりかねないので手順や流れをしっかり確認し、方法ややり方を間違えないように行いたいですね。
あじさい剪定の手順・方法05
あじさい剪定にはさまざまな方法がありますが、比較的失敗が少ないのは2段階の剪定です。 1度目の剪定は花後すぐに行います。花が咲き終わったら花から2枚から4枚の葉の位置で枝を切り詰めます。 小さくまとめたい場合はもっと短く切り詰めてもかまいません。 2度目の剪定は秋の初めに行います。1度目の剪定で切ったすぐ下の芽が伸びて、新しい枝になっていると思います。ちょうどその下の葉のつけ根に来年咲く花芽ができるのでその上で切り詰めます。 また2度も行うのが面倒な場合は花が咲いた枝を切り、咲かなかった枝を残しても良いでしょう。
あじさい剪定の考察
翌年咲く花芽は10月ごろにはついており、後は冬に備える状態になっています。既に新しい花芽が付く時期は過ぎています。それから枝が邪魔だから、と切ったりすると花芽も一緒に落とすことになりますので、来年の花を切って捨てるのと同じことになります。どうしても切りたい場合は葉のつけ根に花芽が確認できるようになってから行いましょう。その際もうっかり切り落としたり傷つけたりしないように注意してください。 またあじさいの剪定には木バサミや剪定バサミを使いますが、剪定前に使い方をよく確認し、手順や流れを把握して無理のないように行ってください。やり方があいまいだったり使い方を間違えると怪我の元にもなってしまいます。
あじさい剪定のまとめ01(使い方や注意点など)
あじさいといえば青やピンクの花が咲きますが、たまに色が変わってしまったという人を見かけます。あじさいは種類にもよりますが、土の酸度に影響されて花の色が変わるものです。酸性だと青、アルカリ性だと赤やピンクになります。毎年同じ色にしたい、という場合は土の酸度調整も必要になってきますので、別途土を調整しましょう。雨は弱酸性なので影響があるのはピンクのあじさいです。青色の場合は特に影響はありません。また色が変わるといっても環境が劇的に変わらない場合は色に少し青が混じる程度ですので、木にならないという人はそのまま楽しんでいただければと思います。
あじさい剪定のまとめ02(使い方や注意点など)
剪定ではまずしっかりとした道具を揃えなければ、と考える人が多いですが、家にある花切りバサミでも十分枝を整えることができます。もちろん年数を経て太くなった枝に関しては難しいため、それ用の道具を用意しなければいけませんが、最初の頃はそういうこともないでしょう。 また、道具を使う際、つい枝や葉に注意がいってしまったり、あるいは虫に驚いてしまったり、手元がおろそかになった結果怪我をしてしまうことがあります。道具の使い方にはくれぐれも気をつけて怪我をしないようにしましょう。雑菌の入りやすい屋外での怪我は思っている以上に危険です。軍手などをすると怪我の予防にもなるでしょう。
あじさい剪定のまとめ03(使い方や注意点など)
ここまであじさいの簡単な説明から育て方、剪定の手順などを書いてきましたが、育ててみよう、と思っていただければ幸いです。 あじさいは日本土着の植物なので、庭に植えれば枯れることなく毎年花を咲かせてくれます。生花として室内に飾ることもでき、また咲いている姿を見ることで日ごろ疲れた心を癒してくれるでしょう。 あじさいは梅雨の植物と思われがちですが、年間を通して成長を楽しめる植物でもあります。冬は枝のみの姿で寒さに耐えていますが、暖かくなり始めると新芽が出てきて春の訪れを教えてくれます。6月には花が咲きそろい、そして葉が落ち、冬の訪れが目に見えてわかります。 皆さんもぜひ、あじさいを育ててみてください
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梅雨に青やピンクのきれいな花を咲かせるあじさい。皆さんもご存知だと思います。イラストなどではカタツムリと一緒に描かれることが多いですが、どちらも梅雨のイメージが強いからでしょうか。また外を歩いている際、庭先にあじさいが咲いていたりすると自然と心が和みますね。そんなあじさいですが、ユキノシタ(アジサイ)科、学名はハイドランジアというそうです。鉢に植えても庭に植えてもいい、比較的育てやすい低木の一種として知られています。アジア、北アメリカに約40種類が分布しており、日本には約10種類ほどがあるそうです。