玉掛の方法・やり方・手順や使い方・流れ
玉掛の方法概要
建築現場など高いところでの作業では、建築資材など高いところに運び上げる必要が出てきます。その場合大型の材料ならばクレーンで持ち上げて作業をする場所まで持っていかなければなりません。大きな材料をつり上げる場合、つり上げた時にバランスよくつり上げなければ、つり上げている途中で落ちてしまったり、バランスを崩して釣り上げた瞬間から荷崩れしてしまうかもしれません。そこで地上でバランスよくつり上げるために、その材料にフックをかけたりクレーンの運転手を誘導する人が必要になってきます。この作業を玉掛作業といいます。
玉掛の手順・方法01
この作業を行うためには一定時間の講習と実技を履修した人がこの作業に従事することができます。一定時間の講習を受けて玉かけの手順を学習し、ワイヤーやフックの使い方を学習していきます。最後に実技の試験を行ってやっと玉かけ作業ができるようになります。建築現場や公共工事では必要不可欠の資格となっています。これらの資格がないと作業現場に入られない作業現場もあります。このように高所作業では必要不可欠の資格であるこの資格は、建築現場また土木工事現場などで大活躍する資格の一つとなっています。またこの作業を短時間で正確に行うために必要なものとなっています。
玉掛の手順・方法02
玉掛とは、クレーンで重量物の吊り上げを行う場合に、ワイヤーロープを掛ける作業のことを言いますが、クレーンで荷物を吊り上げているときに荷物が落下したり、ワイヤーロープが切れたりしたら重大な災害が発生する恐れがあります。そのため、クレーン作業においてワイヤーロープを掛ける作業を行うには、1t未満の場合には特別教育の修了者、1t以上の場合には技能講習を終了した作業員が行う事が決められています。また、ワイヤーロープの使用に関しては、磨り減り具合や素線の断線数、型崩れなど細かな規定がされていて、損耗が激しい物の使用が禁止されています。
玉掛の手順・方法03
ワイヤーロープは、切断荷重に対して安全率が6倍以上確保するように定められていますが、鋭角な場所にワイヤーロープを設置したりした場合には、せん断力が生じてしまうため容易にワイヤーロープが切断する事があります。また、吊り荷の荷重を正確に把握してワイヤーロープを選択し、正しく使用する事が安全作業において重要となります。ワイヤーロープの正しい使い方を作業する全員で正しく認識するために、作業手順書を事前に作成しておき、作業前に作業員全員で吊り荷重量を把握し、ワイヤーロープの選択と正しい掛け方を正しく理解しておくことで、安全作業が実施できます。
玉掛の手順・方法04
玉掛とは、クレーンなどに物を掛け外しする作業のことです。直接ワイヤーロープを使って荷物をクレーンなどのフックに掛けて使用します。外す場合は荷物の移動先でフックを掛けた人と違う人が外して使用することもあります。一人でうクレーンの運転をしながら作業を行うことも可能です。作業の手順は荷物にあう吊り具を安全性の高いものを選んで用意します。使い方を間違えないことが大切です。事前の確認を怠らないようにします。荷物の重量や重心を調べて吊り具の位置を検討します。吊り上げる前に機材の損傷がないかを確認するのも重要です。
玉掛の手順・方法05
作業は事故がないように安全性が高く要領よく作業をします。事故を起きないようにするには一つ一つの確認が大事になります。クレーンを操作する運転手との合図を間違えないように確認します。それに基づいてクレーンを手信号と笛を使い、丁寧に誘導します。荷物を吊り上げたら、荷物が地面を離れたところにきた段階でクレーンを止めます。フックにかかった状態や傾きなどを確認します。次に周りに人がいないことを、確実に確認します。人がいれば注意喚起の後に、いなくなるまで待ちます。その後に安全を確認したら、荷物を目的へ誘導します。慌てずに丁寧にすることが大切です。
玉掛の考察
玉掛は土木工事や建築工事になくてはならない作業の一つです。大きくて重量がある品物を移動する場合どうしても大型の機械を利用してその移動をおこなわなければなりません。その機械が大型の重機であったり、バックホー、であったりクレーンであったりします。これらの機械でそれらの重量物を移動させるのですが、これらの重量物を移動させる場合、一度地上から高く吊り上げなくてはならないこともたくさん出てきます。これらの品物を釣り上げるときにはバランスよく吊り上げなければなりません。バランスが悪いと荷崩れを起こしてしまったり、作業している機械がひっくり返ってしまったりすることもあります。
玉掛のまとめ
バランスよく吊り上げるためには品物の重心をよく見極めて、そこが中心になるように品物を吊り上げるためのフックをかけてやらなければなりません。玉掛作業は機械を操作する人と荷物にフックをかける人の二人一組の作業になりますから、地上でフックをかける人はその荷物の重心をよく見極めてフックを品物にかけてやらなければなりません。またフックをかける方法も品物によって変えてやらなければなりません。このように機械に乗っている人、地上で作業をしている人の阿吽の呼吸で重い荷物はスムーズに目的の場所まで移動されることになります。
玉掛で使った言葉の意味・使い方
この玉掛け作業にも必要な資格があります。むやみやたらに誰でも作業をしてもいいというものではありません。ある時間、一定の講習を受けて実技の試験に受かった人だけが地上での玉を掛ける作業に従事することができます。大きくて重量のある品物を移動するわけです。そのつるし方やフックをかけた時のバランスのより具合によっては重大事故につながってしまうこともあるかもしれません。そのため労働基準法ではこの玉をかける作業に従事する人は、一定の講習と実技の実習に合格した人でないと作業をしてはいけないことと定めているのです。
玉掛の方法の注意点
玉掛は、大きな吊り荷をクレーンなどで持ち上げるときに必要な技術です。吊り荷は、バランスよく掛けなければ外れて落下す事もありますので、覚えておくべき知識があります。 吊り荷に専用のフックがない場合は巻きつけて吊ります。この場合においては、一周巻きつける「半掛け」やワイヤーの端末の輪に素通ししてフックに取り付ける「目通し」という方法があります。 これらは、直接吊り荷にワイヤーを一本または二本以上掛けるので、荷物の重心を見極める事が重要です。 半掛けは、一般的に使われますが不安定な事もあるため、さらに荷物に対して一周させる「あだ巻き掛け」もあります。重みで巻きつけるため、締め付けてすべり防止になります。
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