真北測量の方法・やり方・手順や使い方・流れ
真北測量の方法概要
真北測量を行う方法はいくつかあります。1つめは真北測定器を利用して計測する方法です。手順としては、まず測定地点の緯度と経度を調べて測定器にセットします。測定地点で平板の上に測定器を置き、換算時刻表を使って太陽光の影から真北方向を求めていきます。国土地理院の地図などを使用して、測定地点の緯度経度を分単位まで判読することが可能です。平板上の用紙に直接真北を書き込むことができるので、線引スケールによって正確に真北線を引いてください。測定可能時間は午前6時から午後6時までの10分目盛になっているので、この時間帯の間に測量を行いましょう。
真北測量の手順・方法01
2つめの方法は、トータルステーションという測量機器で太陽を計測する方法です。使い方は、トータルステーションを三脚の上にのせて設置した人とターゲットとして水準器をつけて測定地点に立つ人が協力して行います。ターゲットはトータルステーション側から測定の連絡を受けたらポールを垂直に保ち、ターゲット側は望遠鏡の接眼レンズをのぞきながらターゲットにピントを合わせ、ピントがあった時点でトータルステーションで座標ボタンを押していきます。これをポイントを変えて繰り返し、各地点の座標を求めて真北を探します。そのほか、測量で得た座標の情報から国土地理院のシステムを利用して真北を算出する方法もあります。
真北測量の手順・方法02
太陽の位置を元に行われる真北測量は、実の所不動産の売買においては特に重視される傾向にあります。不動産に余り詳しくない素人が買主の場合には、こういった細かい点はチェックされないこともありますが、プロの不動産業者の場合にはこういったプロセスを重視することが多いのです。この測量方法では、一般の測量図だけでは把握しきれない日照状態を知ることが出来ます。実際方位の角度が少しでもずれると、日照状態は変わってきますので、改めて測量を行うという一手間が重要となるわけです。不動産売買の手順の一つとして押さえておくと、何かと役立ちます。
真北測量の手順・方法03
実際の不動産売買のケースでは、中々満足のいく測量が出来ない場合も多いです。特に売買契約や引き渡し前の段階では、自由に敷地内に出入りすることは通常難しいと言えます。ですので、引き渡されるまで正確な日照状態が把握出来ないこともあるわけです。このようなケースでは、様々な資料を取り寄せた上で適度な幅を持たせて日照状態を把握することが必要になります。一般的な測量図などの使い方をマスターして、考えられる範囲で予測をたてることが大切なステップになるのです。このような工夫をすることで、思わぬ失望を免れることが出来ます。
真北測量の手順・方法04
測量のやり方には色々あります。現況測量や地積測量や高低測量、それは測量の分野において地球という大地の構造を把握したり地球環境全体の測量を成す上で重要な事柄です。地上・海洋・地中などに分けて考えれば更に測量のやり方は増えていきます。そして、今回はその中でもマイナーで知名度をあまり獲得していない「真北測量」の事を説明していきます。この測量とは文字通りの意味で『真北』を求める測量になります。真北を求めるというのはどういう事なのかと言うと、これは言ってしまえば建物を立てる際に事前に「日差しの当たり具合」などを把握する為の測量でもあります。
真北測量の手順・方法05
この測量は、多くあるパターンとしては新しい家を建てようと考えている人(顧客)が、建築会社側に「真北を測量してほしい」と依頼する事で行われる事があるものです。家を建てるという事は日差しも重要な要素になります。顧客によっては日差しが明るい方が良いという人もいれば、わざと日差しが悪くして欲しいという方も居ます。または西日みたいな日差しの当たりによる屋内の気温の篭りによる問題を和らげる為に何かできないかなどの意味での使い方があるモノでもあります。これを把握する手順として日影の計算をする必要もあるので「北」の把握、そして絶対的な精度の日照時間の把握をしていく必要があります。これが真北の測量を意味します。
真北測量の考察
磁石でだいたいの北の方向を知ることができますし、理科年表には真北と磁北の差が書いてあるので、真北方向は測量しなくてもわかります。 では、そのようなものを用いずに真北測量をするにはどうすればいいでしょうか。天体はみんな見かけ上は地球を中心に回転していますので、その回転軸を求めれば、そこが真北になります。時間をおいて同じ天体の同じ場所の天球上の位置を何か所か観測しそれらの作る扇型の中心を求めます。太陽を測定して真北を決めるのが一般的です。 夜間は太陽はありませんが、北極星が北極のほぼ真上にあるので、これを測量して真北を求めるのが最も合理的な方法です。
真北測量のまとめ
真北を調べることは、日影規制があるなしにかかわらずすべての建築確認申請の図面で必要です。真北測量が必要となるのは、北側斜線や高度斜線がある土地で、計画建築が斜線ギリギリである場合などは、法規制を満たしている(あるいはどれだけ余裕がある)かを計算上出しておく必要がある場合、あるいは日影規制がある地域で日影内容が規制ギリギリである場合です。申請時に測量図の添付を求められることもあります。真北が法規制にあまり影響がなかったり、余裕で規制を満たしている場合は市町村発行の白地図の方位で真北方向を判断するのが可能です。
真北測量で使った言葉の意味・使い方
用地の測量では「真北測量」という測量方法があります。真北とは北極点(北緯90度)を示す方向のことです。 さて、この測量が建築設計の何の役に立つかというと、日照が関係しています。例えば、新たにビルやマンションなど高層建物を新築するとしたときに、建築基準法の規制により日照時間を念頭に入れて設計をしなければなりません。測量で真北を求めることにより、日照条件を計算するのに一番都合の良い真北方向を知ることができます。このように真北方向が分かることにより、建築設計では日照時間を考慮した設計ができるようになります。
真北測量の方法の注意点
北方向については磁北と真北の2つがあります。真北が必要となる場合とは高層マンション建築等を計画する場合に周辺の建築物に太陽光線による日陰の及ぼす範囲を知るために日陰計算が必要となります。その際に厳密な意味で真北を知る必要が出てきます。コンパスでは磁北は出ますが正確なものではありません。 原点緯度や測点緯度、経度などがわかればこれをもとに計算すれば真北が出るものです。 しかし計算上の真北と実際の真北は一致しないのが普通で北極星を使って合わせます。方法としては太陽の方向や高度を求めるため真北測量が行われます。
-
アウトルック設定の方法・やり方・手順や使い方
電子メール使用開始前のアウトルック設定を行うためには、まずアウトルックを立ち上げます。メニューの中の情報をクリックして、...
-
ラジエターの交換方法・やり方・手順や使い方
今の自動車に使われているラジエターは、かなり丈夫になっていますからそう簡単には壊れません。ですが消耗品であることには変わ...
-
額縁縫いの方法・やり方・手順や使い方
ランチョンマットやクロスなどを制作する際は、角の始末を額縁縫いにすると美しい角になり、三つ折り始末のように布が分厚くなる...
-
無料クリーンレジストリ削除の方法・やり方・手順や使い方・流れ
ウィンドウズを長らく使っていて、ソフトウェアのインストールやアンインストールを繰り返していると、レジストリには、不要なゴ...
-
メールアドレス取得の方法・やり方・手順や使い方
フリーメールを利用するにはサービスを提供する企業へのユーザー登録が必要となります。大手ではマイクロソフト社が提供するOu...
-
ホームネットワーク設定の方法・やり方・手順や使い方・流れなど...
インターネットに接続する方法は、たくさんあります。ですが、いくら接続方法が違っても、ひとつの共通点があります。それは、プ...
-
司会進行の方法・やり方・手順や使い方・流れなどについて
パーティーやセミナーなどで必ず必要な存在として司会というものがあり、何かのイベントなどを行うには不可欠な存在となります。...
-
梅接木の方法・やり方・手順や使い方
接木とは、2つ以上の種類の植物を接ぎあわせて、両方の特徴を兼ね備えた1つの植物を作り出すことです。上部に接ぎあわせる植物...
-
ITUNESの使用方法・やり方・手順や使い方・流れなどについ...
ITUNESとは、音楽や映画などを購入できたり、iPhoneやiPodなどの端末に音楽を入れたりすることができるパソコン...
-
ネギの保存方法・やり方・手順や使い方・流れなどについて
長ネギを大きく分けると、白い部分が多い根深ネギと、葉の部分が多い葉ネギの二種類です。根深ネギは昔から関東で使われてきたネ...
真北測量では、要求される精度により観測回数が変化しますが、方法としては時刻により太陽の方位角を測定する、セオドライト方法が採用されます。セオドライト方法は、方向観測法が採用され、1分間程度の間にある地点から太陽の両側を観測し、太陽の中心の時刻と角度の中数を求める方法です。具体的にはスプリット機能を備えた時計を使用して時刻を確認し、同一側点から同一方位標を観測します。観測日、時刻、時計読み、方位角、倍角差、観測差を記録することによって測量される太陽の水平角です。観測機器には鉛直軸誤差が発生する為、測定前には水平気泡管の補正に注意し、観測中の太陽方向での気泡に注意することが重要です。