リンゴ剪定の方法・やり方・手順や使い方
リンゴ剪定の方法概要
リンゴ剪定とは春から秋にかけて、りんごの木の内側にまで日光が届くようにする為、りんごの大きさと数を把握しながら不必要な木の枝を切ってしまい、枝の配置を整理するとても重要な技術のことです。剪定には様々な流派があり、青森のリンゴ生産者は自分の理念ややり方に合った流派の剪定方法を学び、その基本をもとに自分なりの手順ややり方をプラスして剪定技術を昇華させていくのです。冬の剪定作業、剪定技術次第で、秋に収穫するリンゴの質は決まってしまいます。それだけ剪定は重要な作業であり、リンゴ生産者が最もこだわり、全てを懸けて技術の向上を目指す理由です。
リンゴ剪定の手順・方法01
剪定作業においての必要不可欠な道具が、剪定鋏と剪定鋸です。ホームセンターで購入もできますが、剪定作業の全てを担う道具ですので、鍛冶屋職人が作ったとても高価で貴重なものも存在します。剪定鋸は柄がとても長く、リンゴ生産者はこの柄の長い鋸を巧みに扱い、高い所や低い所の様々な枝を長年の技術で、迷いなく次々と切っていくのです。この鋸を使えるようになるには相当の経験が必要であり、初心者や未熟な生産者は、使い方が下手なせいで鋸の部分を折ってしまうことが殆どです。そして剪定鋏はリンゴの花が咲く部分の細い枝を切る時に使うことが多いです。最後に枝を切った後は必ず塗布剤を塗り木を枯れさせる菌から守る作業を行います。
リンゴ剪定の手順・方法02
まだ寒さの残る1月頃からぼちぼちと始められるのが、リンゴ剪定です。この作業をすることで秋の収穫量が大きく変わってくることから、リンゴ生産者にとっては毎年の大切な恒例行事となっています。ある地方の場合、剪定作業は2種類の道具を使用して行われています。それが高く伸びた枝を切り落とすための柄の長い鋸と、低い位置の枝を調整するための剪定ばさみです。これら2種類の道具の使い方を工夫して剪定作業が進められていくわけです。ベテランの生産者になると、不要な枝はすぐに分かるということで経験が物を言う作業となっています。
リンゴ剪定の手順・方法03
剪定作業の手順では、不要な枝を見極めることが重視されます。主枝から伸びる側枝の剪定には特に力を入れる必要があるのです。側枝の中でも非常に勢いの良い枝は優先的に切り落とします。こうすることで、枝の成長のバランスを整えて日照や風通しを均一にすることが出来るのです。側枝が茂りすぎてしまうと、主枝の成長にも影響が出てくるため、側枝はかなり大胆に切り落とすことがあります。枝を切った後には、現在専用の薬剤が塗布されています。このようにすることで、木の病気を防ぐことが出来るわけです。リンゴの木の種類によってもこういった作業の進め方には若干の違いがあります。
リンゴ剪定の手順・方法04
リンゴの剪定を行うのに適した時期は厳冬期を過ぎてからの1月下旬から2月頃が病気防止の観点では適しています。一方で雪の多い地域の場合雪害のリスクもあります。そのリスクを軽減するためには初冬から厳冬期にかけての時期に大枝単位での剪定を行い、それよりも小さい枝の剪定は春に行う二段階の剪定が適しています。剪定に使う道具が剪定鋸、剪定鋏、そして剪定後の切り口に塗る塗布剤です。それぞれの使い方は、大枝の剪定を選定鋸、それ以外の枝、特に花芽のついている細くてデリケートな枝を切るのが剪定鋏、切り口に病気予防のための薬として塗るのが塗布剤です。
リンゴ剪定の手順・方法05
リンゴ剪定の具体的な手順としては、まず全体を見てどのような形に剪定を終えるかの想定を行います。それにしたがって順に枝を切り取っていく訳です。最初に剪定するのは主枝です。主枝の本数は2~3本に絞ります。リンゴの木が古い場合や樹勢が弱い場合、樹幹間隔が狭い場合は2本にします。次に主枝から延びる亜主枝を剪定します。こちらは1本の主枝に対して1~2本の亜主枝を残すように剪定します。そして亜主枝から延びる成り枝は素質の良い新梢を選びます。成り枝は主軸を中心として側枝を大きくせず、基部を底辺とした三角形状に剪定します。そしてて、切り口に塗布剤を塗ることがリンゴの木の一通りの流れとなります。
リンゴ剪定の考察
リンゴ剪定は樹全体に日光が当たり、風通しを良くさせるために行います。また樹の骨格を作り、健全で長い年月、実を付けさせるための枝を多く作り樹齢20~30年で目標の樹形に近づける作業です。作業時期は病気にかかりにくい冬が良いです。冬は雪害や厳冬のため作業が大変なので冬に大枝を少しずつし、春に中小枝を剪定するのが良いでしょう。剪定後は枝の切り口に塗布剤を塗ります。これは樹を枯らしたり、病気にさせる菌の侵入を防ぐためです。実がなるようになったら生育状態の良い実を1つだけ残し、他の実は摘み取りましょう。目安は3、4つの芽に実1つが良いとされています。
リンゴ剪定のまとめ01(使い方や注意点など)
様々な樹木の中でも特に、デリケートであると言われているリンゴは、定期的に剪定というものを行うことが必要です。それは、慎重に行わなければならないものであり専門的な知識も必要になっています。そのために最近では様々な業者の中でもリンゴ剪定を専門的に行っているということが増えているために、より良い木の状態を保つことが出来る様になっています。そのために、剪定をする時にはできるだけ専門の業者などに依頼することが良いと言われています。そうすることで、確実にりんごの木を良い状態にすることができるとして知られています。
リンゴ剪定のまとめ02(使い方や注意点など)
リンゴ剪定は、リンゴ作りには避けては通れない程に必要な作業です。主に見た目、収穫量、果実の大きさ、農薬のかかりやすさ、日当たり、風通しの良さのメリットがあります。プロに頼んで剪定してもらえば間違いなく納得がいく出来上がりになるでしょうが、それなりに予算もかかります。ならば自分でやってみましょう。まずは、剪定バサミや、ノコギリ、剪定後の傷口に塗る薬の用意をします。剪定前には、どの枝をどのように切るか、しっかりと計画をたてる必要があります。主枝を残し、日当たりが良くなるように意識して行いましょう。リンゴの剪定は、とても奥が深いですが、数をこなしていけばきっと納得のいく剪定ができるようになります。
リンゴ剪定のまとめ03(使い方や注意点など)
リンゴ剪定は3月の下旬から4月の上旬にかけて行います。その方法としては必ず腰鋸と折込鋸、長柄鋸、鋏を使用して行います。まず初めに長い枝を長柄鋸で切り落とします。次に鋏で丁寧に花芽がついている細い枝を切り落としていきます。その他、手が届く範囲の枝で伸びている太い枝を折込鋸で細い枝を腰鋸で切り落としていきます。この際、リンゴの木の全体のバランを見て切り落としていきます。この切り落とす作業が完了したら切り落とした枝の切り口に必ず塗布剤を刷毛などで塗布していきます。この作業を行うことでリンゴの木を病気や菌から守ることができます。
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リンゴ剪定は夏期の剪定と冬期の剪定があります。まず夏期の剪定は春先に伸びた枝葉の先端や中間部分で切り戻します。また、込み合っている部分を枝の基部から取り除き、株の内部に日光や風が当たるようにしますす。また、切った後に再び出てくる芽は早めに再度摘み取ります。次に冬期の剪定は主に樹木を整えます。この冬期の剪定は植え付けを行ってから3年を目安に行います。古くなった枝や重なり合った枝を剪定することでより多くの果実を実らせることができます。また、冬期の剪定では主幹や側枝の剪定を主として行うことが大切となります。