アジサイ挿し木の方法・やり方・手順や使い... | 色々なカテゴリの方法や利用・使い方など 方法ラボ

アジサイは挿し木ができる植物ですが、挿し木を試みて失敗する人が多いと言います。それというのも、アジサイは水を多く吸う植物なので、その水やりに問題があるのです。挿し木をする際の水やりは、挿し木の周りの土が乾かない程度というのが理想ですが、アジサイの場合、普通の挿し木よりも大目に水をやるのがポイントです。ただ、アジサイ挿し木の場合、水の吸い方が一定で僅かづつという特徴があるので、一度に大量の水やりは禁物です。アジサイの水の吸うスピードに合わせて、水を供給するのが望ましいのですが、挿し木のお守りは継続的にはできません。

アジサイの挿し木に万遍なく水を供給するには、ガーデニングショップで売っている鉢植え植物への給水ノズルがお勧めです。給水ノズルを使って、アジサイの挿し木に水やりをする手順は、通常の使い方と同じです。給水ノズルは、毛細管現象を利用して、少しづつの水を供給するので、挿し木の周りの土が乾くことがありません。また、供給する水の量も少ないので、水のやり過ぎも防ぐことができます。アジサイの挿し木の様子を見て、葉が萎れていなければ、十分な給水があると見て良いでしょう。鉢植えの植物への水やりに便利な給水ノズルですが、このような裏技もあるのです。

アジサイは挿し木で株を増やすことが可能です。アジサイ挿し木を行うのに適した時期は5月から7月もしくは9月です。中でも湿度を保つことが比較的容易で日照時間も長い梅雨の時期が最適な時期と言えます。事前に準備するものとしては、挿し床となる、通気性の良い平たい鉢と用土、そしてアジサイの挿し穂です。挿し穂はその年に伸びた枝で花芽のついていないものを15～20cm程度に切ります。更に発根しにくい品種の場合は促進剤も用意しておくと発根が良くなります。そして鉢に用土を入れれば事前準備は完了ですが、この時の用土の使い方として、予め給水させておくことが必要です。

準備が整い、実際に挿し木をする際の手順としては、まず挿し穂を挿し木に適した仕様に整えることから始まります。具体的には2節目の葉を取り、1節目の葉は半分程度に切除します。この切除は葉から余分な水分の蒸発を防ぐための処理です。また、茎も給水が良くなり発根しやすくなるので、ナイフなどで斜めにカットします。そしてこの処理を終えた挿し穂を水に挿し、1時間ほど水を吸わせたら用土に挿し木します。挿し木をする際は箸などで用土に斜めに穴を空け挿し穂の切り口に異物が入らないように注意して挿し、水をたっぷり与えます。その後は明るい日陰に置いて、水を絶やさないように管理すれば2週間から1か月程度江発根します。

アジサイを増やすためには、挿し木をする必要があります。上手に増やすためにはいくつかコツがありますので、このポイントを把握しておくことで効果的に増やすことができます。アジサイ挿し木にあたって必要なもの、手順は次の通りです。準備すべきものは、挿し穂、肥料の含まれていない清潔な土（赤玉土など）、カッター、ペットボトル、挿し木を支える棒状のもの（割り箸など）、です。挿し穂に必要なものは、元気なものが適切であるため、その年に伸びた新しく充実した枝がよいです。また、挿し穂は2節つけて、葉を上の節についているものを残して、葉からの過剰な蒸発を防ぐために半分にカットしておきます。

準備できた挿し穂をどのようにして挿し木にするかがここからの重要ポイントです。まず、用意しておいたペットボトルの使い方は、鉢用に切り抜き、十分に水を湿らせた土を入れます。土の上には、挿し穂を挿す穴を割り箸などで空けておきます。この穴に、挿し穂の切り口が痛まないように丁寧に挿した後、周囲の土で倒れないように軽く押さえることが重要です。これで挿し木の完了ですが、その後は、風通しのよい半日陰に置き、根が出てくるまで土が乾かないように水やりすることです。透明なペットボトルを活用することで発根が確認しやすくなります。発根後は、根腐れせず良い株に成長するように、水はやや控えめにする方が望ましいです。

植物の育て方の基本は種をまいて、苗を育てて花を咲かせて実が熟したら種をとる方法で1年草の多くはこの増え方ですが、それ以外にも植物は増えます。球根で増えるものもあります。株分けで増やせるものもあります。そして挿し木や差し芽で増やすこともできます。そう考えるとある意味、逃げることも動くこともできなくても、植物はたくましく子孫を残し増やすノウハウをもっていると言えます。しかし、花が咲かず種がつくれない植物もあります。花が咲いても種から株が育ちにくい植物もあります。1つ1つの植物にはその得意とする増え方は決まっています。

挿し木で増える植物は意外と多いです。素人がしても、かなりの確率で失敗なく根が出てきて繁殖させられるバラやアジサイ挿し木はその良い例です。しかも、2-3年後には苗が小さいなりに花をつけます。そのため、きれいな花を咲かせている家をチェックしておけば、必ず剪定の時期があるので、そのとき、切った枝の1-2本ももらえば買わなくても簡単に育てることができ、同じ花を愛でることができます。バラやアジサイに限らず、つる草や宿根草では高確率で根が出てきてくれます。また、葉の1枚からでも根が出てくる差し芽で増える草もあります。また、椿などの木でも挿し木で増えるものがあります。

花屋にいけば、旬に咲いている苗の鉢植えをすぐに買うことができます。確かに業者が作っているので見栄えもよく、姿かたちも整っています。しかし、自分の手で1から育てた苗が歳月を経て開花するのを体験するのもまた楽しみです。苗づくりのプロの業者が作り花が咲いた状態で買ってきた鉢植えが来年も花を咲かせる保証はありません。なぜなら開花したものを買ってきただけでは開花させるための環境づくりを知らないからです。そういう人は枯らしてポンと捨てまた来年新しい苗を買います。そのあたりで本当に植物が好きか嫌いかが出てくるのです。開花させることの難しいランなどを頂き物であっても翌年咲かせられたら本物です。

　アジサイは、挿し木で増やすことが出来ます。この方法は、覚えておくと色々な植物にも応用できます。　アジサイ挿し木で重要なのは、「時期」と「挿し木選び」です。アジサイは乾燥に弱いので、5月から7月の3ヶ月間が一番適しています。挿し木にするアジサイの枝は、15-20cm程に切った花芽のついてないものを使い、水分の蒸発を防ぐ為に葉を3分の1ほど残しカットします。これを1時間程水につけた後、用土に挿します。最後にたっぷり水をやって完成です。2週間から1ヶ月で発根するので、しっかりと発根したら鉢上げをします。水を絶やさないよう十分に注意して下さい。