キンモクセイ剪定の方法・やり方・手順や使い方
キンモクセイ剪定の方法概要
キンモクセイの剪定は花が終わった頃から2,3月の時期に行います。まず基本は外側から見える形を整えることです。枝葉をよく見ると伸び方がまちまちで、本来の形よりも飛び出してしまっている枝があるはずです。その枝を、下から1,2節残して切り落とします。先が2つや3つに分かれてしまっている枝は、端の枝を同じく下から1,2節で切り、真ん中の枝を根本から切り落とします。この手順を繰り返し、全体が丸い楕円形になるように調整していきます。もし木自体が大きくなりすぎている場合は、もっと根本の方の太い枝から切り落とす必要があります。
キンモクセイ剪定の手順・方法01
形だけを整え表面を綺麗にしても、時が経つと段々と葉が混み合ってきます。その場合は内側から枝葉を間引く必要があります。まずは表面上の形を、刈り込みバサミで整えます。その後よく枝葉を見ると、表面にまで長さが達していない枝があるはずです。その枝を根本の方から木バサミで切り落としていきましょう。上の方は枝が伸びやすいため、常に上部を優先的に切り落とします。逆に下の方は、花を減らさないためにあまり葉を落とさないよう気をつけて、枝を減らします。ハサミの使い方を工夫し、高いところから切っていくように心がけましょう。
キンモクセイ剪定の手順・方法02
キンモクセイは9月から10月に強い香りを放つ花を咲かせ、日本ではほとんどが雄の木なので実を見ることは滅多にありません。自然な状態では7、8メートルほどに育ち、自然に樹形が整う木なので全体が見えるような広い庭であれば放っておいても構いません。普通の庭であれば、上に伸びすぎて下枝が少なくなり、目隠しの役目が無くなるうえ、恰好も悪いので上を抑えるための剪定が必要です。春から秋にかけての生育期に葉が茂るのですが、刈込みの時期は花を楽しむために、花の終わった後か翌年の2月から3月となります。刈込みに強い木です。
キンモクセイ剪定の手順・方法03
仕上げの形は楕円形や丸い形、円筒形が代表的です。枝葉の多い木なので外側を刈り込んだだけでは鬱蒼とした雰囲気が残ります。内部の枝も取り除いて全体的にバランスよく透けているぐらいが理想的です。刈込み手順はハサミで好みの形に切っていくだけですが、下枝は生えにくいので根本の枝は切らずにおきます。数年に一度は木の表面に達していない枝を元から切ります。上に伸びすぎているようなら幹を途中で切って横に伸ばすと小枝が増えて花がよく咲きます。素人は中枝の調整が難しいですが、面倒でも葉が残るように調整するハサミの使い方が大切です。
キンモクセイ剪定の手順・方法04
秋の深まりを感じさせるキンモクセイは、秋にはかわいいオレンジ色の花を咲かせて、甘い香りを放つので大変人気があります。雌雄異株ですが、日本に植えられているのはほとんどが雄樹、そのため基本的には実はならないところが特徴的です。使い方には、刈り込みに強い樹木なので、公園や庭の生垣などに利用されることが多いです。一本でも林の雰囲気を出してくれるので、刈り込まずに庭に利用されることもあります。植樹する場所によっても、手入れの頻度も違うため、イメージにあった時期に、必要な手順で剪定を行うことが大切になります。
キンモクセイ剪定の手順・方法05
基本的には、放任してもそれほど樹形は乱れないので、大規模に枝を切ることは行わずに、不要な枝の整理や形を整えるだけでもよい樹木です。刈り込みをはじめるときにはまず、込み合った枝や交差枝などの不要枝を切り落とします。その時に、樹全体の濃淡が均一になるように切り落としていくと見た目に美しくなります。不要枝の整理が終わったら、外側の枝や樹冠に影響する枝を切り落として形を整えていきます。枝が多い樹木なので、枝を切るときには切り込みバサミを使用することが、作業が早く進みます。最後の仕上げとして、節の途中で切れている部分は節上で切ることがよいです。
キンモクセイ剪定の考察
キンモクセイは香りを楽しむ木であり、花の時期は9月から10月頃です。自然に樹形が整う木であるため、そのまま放置しておいても問題はありませんが、7mから8m程度に大きくなるため、庭や鉢植えでは剪定が必要になります。時期としては、花が咲き終わった直後か2月から3月に行うことで、次の開花に影響を及ぼすことなく樹形を整えられます。また、あまりに成長をしてしまって、とにかく小さくしたい場合は、厳冬期を避ければ可能であり、コンパクトに仕立てられます。その際は葉を全部刈り取るのではなく、数枚残しておくほうがよいでしょう。
キンモクセイ剪定のまとめ01(使い方や注意点など)
キンモクセイは小高木のため、庭木としては大きくなりすぎてしまうので剪定をしてあげる必要があります。基本的には今年新しく伸びた枝の下から1~2節残して切るようにし、枝が三つ又に分かれている場合には真ん中のものを切り、左右の枝を1~2節残して切るようにします。切ってあげることにより、翌年枝が多く伸び、より多くの花を咲かせることができるので花が終わってから年内のうちに必ず切るようにしてあげることが大切です。また、秋に花が咲く植物なので、夏ごろに花芽が形成されるため、その頃に切ってしまうと花が咲かなくなってしまうので夏に切るのは避けるようにします。
キンモクセイ剪定のまとめ02(使い方や注意点など)
キンモクセイは中国南部に自生する常緑広葉樹です。中国から江戸時代に日本に入ってきました。その香りは千里まで届くといわれています。千里とはいわなくてもかなり遠くの花から香りが漂ってくることがあります。香りそのものが強いことに加え一度に大量の花が咲くので遠くまで香るのでしょう。樹木の多くは春から夏にかけて花を咲かせます。秋に開花する樹木は珍しいので9月から10月に香り高いオレンジの花を咲かせ秋の風景を彩ってくれます。剪定は放っておいても自然に半球的な形に整います。しかし大きくしないために定期的に選定し、日当たりと風通しを良くしてあげるといいです。
キンモクセイ剪定のまとめ03(使い方や注意点など)
キンモクセイは自然に生やしていると7メートルくらいの樹高に成長し、自然に形が整う木なので見渡せるような広い庭なら放っておいても綺麗になります。しかし一般的な庭では上に伸びすぎて下の枝振りが少なく目隠しの役目は果たせませんし、恰好も悪くなるので剪定が必要です。樹勢が強くなるのは春から秋にかけてですが、花を咲かせるためには2月から3月に行うのが適当です。刈込には強いですが、葉がほとんどなくなるような刈込は枯れてしまうので数年かけて小さくしていきます。方法は基本的に外側を楕円や球形など好みの形に刈り込んだあとに内側の枝をバランスよく透ける程度に手入れすると良いです。
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キンモクセイの剪定についてです。まず時期ですが、花が咲き終えた11月頃と3~4月頃で、これは毎年行います。11月は軽く、3~4月頃は短く、たくさんの枝を切り詰め、ややしっかりと行います。具体的には、全体が丸みをもつように切り揃えます。わきから上の順番で荒く刈り込み、今度は上からわきにかけてを微調整して刈り込みます。なお、真冬は、枯れてしまう原因となってしまうので、よくありません。また、4年に1回位の頻度で、上記のことを行ったあと、内側の刈り込みをします。これは内側の枝を透かせる枝抜きです。これを行うことで、日光を通しやすくなります。