ブレーキパットの交換方法・やり方・手順や使い方
ブレーキパット交換の方法概要
ブレーキパットの交換作業を行うのに必要な道具を用意しましょう。作業に必要な道具は新しいブレーキパット、ジャッキ、車輪止め、ウォーターポンププライヤー、ブレーキクリーナー、ラチェットとメガネレンチが含まれている工具セット、リジットラック4本、クロスレンチ、スポイトです。メガネレンチとラチェットは10mm前後のものを数本用意しておくようにしましょう。スポイトはオイルがあふれないように吸い出すために使用します。リジットラックは安全に作業を行うため4本用意するようにしましょう。以上の道具をカーショップなどでそろえてから作業を始めましょう。
ブレーキパット交換の手順・方法01
まずはじめに、後輪部分に車輪止めを付けます。車輪止めをしっかりと行ったら、前輪のホイールナットを緩めましょう。この段階ではまだ車輪は外さないようにしておきます。前輪2本のホイールナットを緩めたら、ジャッキポイントにジャッキを当て車をジャッキアップしましょう。ジャッキアップができたらリジットラックを4本使い車体を安定させます。以上の作業が済んだら左右の前輪を取り外す作業を行いましょう。車輪を外したら、ディスクローターを作業がしやすい位置へと移動させておきましょう。ディスクローターはやや重いですが、手で押せば動かすことができます。
ブレーキパット交換の手順・方法02
ディスクローターを作業がしやすい位置へと動かせたら、ディスクローターについているキャリパーのボルトを眼鏡レンチを使って緩めます。キャリパーのボルトは反時計回りに回せば緩ませることができます。キャリパーのボルトを取り外せたら、キャリパーを手で上に持ち上げましょう。キャリパーを持ち上げたらキャリパー内部にあるピストンを戻す作業を行います。ピストンはウォーターポンププライヤーを使って戻します。ピストンを戻せばブレーキオイルが逆流するので、もし入れているブレーキオイルの量が多い場合は、スポイトを使ってブレーキオイルをオイルカップから抜いておきましょう。
ブレーキパット交換の手順・方法03
ピストンを戻す作業が終わったらブレーキパットの取り外し作業を行います。ブレーキパットはディスク面からスライドすると外れるので外側と内側の両方とも外しておきましょう。両方とも取り外せたら、ブレーキクリーナを新しいパット、ディスク面、キャリパーに吹き付けておきます。ブレーキクリーナの吹き付けが終わったら、新しいパットをディスク両面に取り付けましょう。ディスク両面に新しいパットの取り付けができたら、キャリパーを下げて元の位置へと戻します。キャリパーがしっかりと下へ降りたのを確認したらボルトの締め付けを行います。ボルトを締め付けたら、手でキャリパーが左右へ動くか確認します。
ブレーキパット交換の手順・方法04
キャリパーのボルトの締め付けは作業の中でもとくに重要な部分です。手でキャリパーが動くことを確認したら、もう一度、ボルトの締め付けをしっかりと行っておきましょう。キャリパーのボルトの締め付けができたら、車輪を付けます。車輪を取り付ける際は、ボルトを対角線ごとに少しずつ締め付けていきます。しっかりとボルトの締め付けができたら反対側の車輪も同様に取り付けましょう。タイヤの取り付け作業が終了したら、リジットラックを取り外します。リジットラックの取り外しが済んだら、ジャッキを静かにおろしましょう。ジャッキで完全に車を下におろしたら車輪止めを取り外しておきます。
ブレーキパット交換の手順・方法05
車輪止めを取り外したら基本的な交換作業は終了となります。交換作業が終了したら、エンジンをかけてブレーキがしっかりとかかるかテストします。いつでもサイドブレーキが引けるように準備をして、10キロ程度のスピードで車を動かします。車が動いたらポンピングブレーキで何度かブレーキを踏んでみましょう。ポンピングブレーキを何度か試したら、次はしっかりとフットブレーキを踏んでみます。しっかりとフットブレーキで止まることができたらブレーキパットの交換作業は終了です。ブレーキ関係の交換作業は安全に深くかかわる部分なので道具の使い方や作業の手順をしっかりと守って作業を行いましょう。
ブレーキパット交換の考察
長年車を乗り続けていると、部品のあらゆる部分が摩耗し運転に影響が出る場合があります。ブレーキパットもその一つであり、ブレーキの効きが鈍くなったにも関わらず放置すると、予期せぬ事態を招く場合があります。ブレーキの効きは車検でも点検しますが、その間のチェックは安全点検のみになります。そして定期的にディーラーの安全点検を受けている場合は良いですが、受けていない場合は自分で気づく必要があります。交換の目安は乾いた路面でも滑りやすくなった時です。しっかり踏んでいるにも関わらず、間延びしたりキーっと異音が鳴る場合は取り替え時期です。
ブレーキパット交換のまとめ01(使い方や注意点など)
ブレーキパットの交換は非常に大事です。なぜなら、これをしておかないと事故につながるからです。不具合があるとブレーキが上手く作動しなくなり、事故を引き起こす原因にもなります。それゆえ、日ごろからのメンテナンスを心掛けておく必要があると考えます。定期的に点検しておくことで、万一の事態を防ぐことができると考えます。車の運転中にブレーキが効かなくなることを想像すると、非常に怖いものです。車を買ったところではアフターサービスとしてブレーキの点検をしてくれるところは多いので、積極的に利用し、事故を防ぐことが大切です。
ブレーキパット交換のまとめ02(使い方や注意点など)
自動車にはブレーキ部分にブレーキパットが設定されています。消耗品に分類することができ、ブレーキを踏む度に磨耗してしまうことが一般的です。新品の状態では約10ミリ幅程度に設定されていますが、使い込むことによって2ミリから3ミリ程度の厚さになった場合では、新品へと交換することが望ましいことになります。多くの車種で危険が生じるような薄さになってしまった場面では、敢えて異音が発生するような仕組みを持っているために、通常では運転中にドライバーが気付くことになります。車検などを受ける際にもチェックしたお項目になり、常に安全性を保つことが求められています。
ブレーキパット交換のまとめ03(使い方や注意点など)
ブレーキパットは車を制御するためにとても重要なものです。しかし、走行をすることで徐々に磨耗をしていくためにある程度の時期が経過したときには交換をする必要があります。しかし、このパッドを変えることは素人には非常に難しい作業になります。方法として車を持ち上げ、タイヤを外す必要があるためです。そのため、変えるときには専門の業者に依頼をするのが最もよい手段になります。パッドを変えないと次第にブレーキの効きが悪くなり、最悪の場合事故につながってしまう可能性があります。このようにならないように定期的に変えるのがよいです。
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ブレーキパットは定期的に交換する必要があります。摩耗した状態で使用を続けてしまうと、ブレーキの効きが悪くなるだけでなく、ディスクローターを傷つけてしまうためです。パット自体は、国産車、輸入車問わず簡単にネットで購入できるため、手順さえ分かれば簡単に作業できます。手順は、次の5ステップです。1.リフトアップしてタイヤを取り外すこと。2.キャリパーボディを取り外すこと(裏側からはめこまれているスライディングピンボルトを外してキャリパーボディを真上に引き上げる)。3.パットを取り外す。4.新しいパットをセットする。5.ピストンを押し戻し組み上げること。