柿の接木の方法・やり方・手順や使い方
柿接木の方法概要
接ぎ木は、優良な花や実をつけるけど、成長が遅い、収量が少ない、病気や気候などの影響に弱いなどの欠点を持つ品種を、その欠点を補う特徴を持った品種に接ぐことで健全に生育させる技術です。また、根が出て順調に生育している樹木等に接ぐわけですから、接ぎ木が上手くいけばその後の生育は、挿し木や種から育てることに比べると飛躍的に早くなります。よって、桃栗3年柿8年と言いますが、接ぎ木により実が収穫できるまでの期間を早くすることができます。接ぎ木は、コツさえ押さえれば簡単で非常に効果が高い技術なので、果樹や野菜等多く種類の植物に安定的な農産物の生産技術として普及しています。
柿接木の手順・方法01
柿はさし木や取り木は技術的に非常に難しいため、接ぎ木で増やすことが一般的です。だから、気に入った品種の柿を自宅の柿の木に接いで自宅で収穫することが可能です。また、1本の樹木に、数種類の柿の品種を継ぐことで、様々な特徴を持つ柿を味わうことができるので、渋柿の木に甘柿を接いで甘柿を収穫することもできます。 柿の木に毎年たくさんの実を成らせるためには、四方八方に枝をゆったりと伸ばし、樹の生育が極端に旺盛にならないようにしなければなりませんが、庭が狭い場合は複数の柿の木を植えることは難しいので、接ぎ木をすることで狭いスペースでも多くの品種の柿を味わうこともできます。
柿接木の手順・方法02
柿接木を行うにおいて、まず穂木の採取から行います。採取の時期は芽が動き出す前の2月中旬に行います。太さが鉛筆ほどの枝を選び、表面はやや光沢のあるもので表面に細かい産毛が無いものを選びます。採取したも穂木は30~40センチに切りそろえて、保存中にカビの発生を防ぐため、数日屋内に放置して少し乾燥します。その後、厚手のビニールで何重にも包み込み、今度は、保存中の乾燥を防ぎます。温度変化の少ない場所や冷蔵庫などで接ぎ木の時期まで保管します。接ぎ木する台木は、豆柿が良いと言われています。入手が難しい時は禅寺丸という品種も接ぎ木の台木に適しています。もちろん、既に大きくなっている柿の木でも大丈夫です。
柿接木の手順・方法03
接ぎ木の適期は、4月下旬から5月の開花までに行うのが良いです。接ぎ木の手順は、まず台木の樹皮をはぎます。はぐ場所は、切断面が五百円玉より太いところを選びます。これくらいの太さの方が枝を接ぎやすいからです。皮のはぎ方はナイフで平行に傷を付けて剥ぎます。次に、穂木の準備を行います。穂木は、枝の両端は切り落とし、5cm程度の長さの枝に1芽残して切ります。そして、台木の幹にくっつきやすい形にするために、芽の反対側に2mm幅で2.5cm程度まっすぐに削り成形します。そして、台木の樹皮を剥がしたところへ穂木の削った部分を台木に接するようにして挟み込みます。
柿接木の手順・方法04
台木に穂木を挟み込んだら、絶縁テープで穂木と台木をぐるぐる巻きにして、動かないようにしっかり固定します。その後、接ぎロウや防腐剤を乾燥防止のため穂先やテープの周りに塗ります。そして、接ぎ木部分をビニール袋で覆い台木部分で口を縛ります。穂木から芽が出始めたら、袋の端を少し切り空気が入るようにします。4月はまだ夜間低温になりますし、霜も降るときがあるます。この頃は保温が大切ですので、生育や気温に応じて徐々に穴を大きくし、葉が充分丈夫になったら袋を外します。7月頃になると先端と脇芽から勢いよく新芽が伸びてくると接ぎ木成功です。
柿接木の手順・方法05
接ぎ木は、細い穂木よりは太い穂木の方が上手くいきます。これは、栄養の備蓄量が太い穂木の方が多いため活着しやすいためです。接いだ穂木から枝がび始めたら、伸びた枝を台木の枝先に縛りつけます。これで、強風時も、伸び始めた枝が風で折れたりしません。また、伸びる方向も台木と同じとなり真っ直ぐとなります。接ぎ木テープは一年ぐらいは付けたままの使い方にします。枝にテープが食い込んできたら緩めて巻きなおします。接ぎ木は複雑な作業ではありませんが、多少の熟練は必要です。不要な枝を用いて接木の練習をして技術を習得することや、多くの事例を経験することで成功率は格段に上がります。
柿接木の考察
柿接木を利用して1本の樹で多くの品種を楽しむ事が可能であり柿には甘柿と渋柿があります。これらの違いは渋み成分のタンニンが口の中で溶けるかどうかによって決まります。溶けると渋くなり溶けなければ甘くなります。幼果時期はどちらも渋みが溶ける可溶性タンニンを含みますが甘柿は成長の途中で不溶性タンニンになり口の中でタンニンが溶けなくなり渋みを感じなくなります。渋みを持つタンニン物質が成長段階で自然と固まるか固まらないかの違いにより区別される事になります。そんなタンニンですが鉄分の吸収を妨げる効果があるので貧血気味の人は過剰摂取を控えた方がいいです。
柿接木のまとめ01(使い方や注意点など)
柿は、接木をすることで、結実した果実が甘くなるとされています。柿の苗木に、同じ株、または同種の他の株から持ってきた枝を接木します。柿接木は、基本的には他の植物の接木と同じですが、秋から冬場の作業は避けた方が無難です。それというのも、柿は落葉植物であり、冬場は成長が止まる傾向があります。接木を行った部分も、当然成長が止まり、接木する枝と基木の細胞の癒着が進まないことがあります。柿の接木を上手く行うには、落葉植物が成長を再開する春先が良いとされています。また、暑くなる夏場は、接木の部分が腐敗することもあるので、避けたいところです。
柿接木のまとめ02(使い方や注意点など)
家の庭に何本か柿の木が有るのですが、全部しぶ柿で甘柿を食べたいとずっと思っていました。ある日父が渋柿の枝を切断していたので何をしてるのか聞くと甘柿を食べるために接木をすると行っていました。切った枝に接木をするみたいで、切った枝の真ん中に切り目を入れ、どこかしら貰ってきた甘柿の枝をとがらせ、しぶ柿の枝に差し込み後は、良くくっつくようにナイロンテープみたいなもので縛って終了見たいです。時期を間違えない用にすれば芽が出てくるでしょう。他の果物は分かりませんが柿は、実が良く生る年と生らない年が有るみたいなので、柿接木が成功したかは実が生ってみないと分からないです。
柿接木のまとめ03(使い方や注意点など)
柿接木をしたい場合には、渋柿の台木に甘柿の接ぐ方法が一般的です。台木が渋柿だとしても、接木が甘柿であれば、成長して実をつければ甘柿になるのです。逆に言うと台木が甘柿でも渋柿を接げば渋柿になります。渋柿を台木にしたほうが地中の栄養を良く吸収される場合が多いので、成長がしやすく、良い柿が実る確率が高いのです。接木にする甘柿は他の甘柿の木からもらうのではなく、可能であれば苗木専門ショップでの購入をお勧めします。その方が良い柿が実るのです。仮にショップに商品がなくても、お取り寄せできる場合がほとんどです。
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柿接木について紹介します。接木は樹木を同じ種類の樹木(台木)に接ぐことで、接いだ樹木の性質を保ちつつ、台木の性質も持たせるというものです。接木を行うには新芽のでる季節がよく、柿の場合は3月~4月上旬になります。使用する道具は、よく切れる刃物に接木テープと防腐剤になります。刃物は雑菌がつかないようにあらかじめ除菌ティッシュなどで拭いておきます。樹木を接ぐ箇所は樹皮の内側の白い部分で形質層とよばれる部分です。刃物で樹木と台木の形質層を露出させたら、乾燥しないうちに接ぎあわせ接木テープで固定し、周りに防腐剤を塗って終了です。新芽が出るまでは乾燥しないように、霧吹きなどで水分を与えるのがよいでしょう。