契約書の袋とじの方法・やり方・手順や使い方
契約書袋とじの方法概要
契約書を袋とじする方法についてですが、ここではA4版横書き、枚数は2~3枚程度のごく薄い書類の綴じ方について述べていきます。契約書袋とじに必要なものは、のり・ハサミ・定規・ステープラー・白紙です。白紙の大きさは縦がA4の長さプラス40mm、横が80mmです。手順は次のとおりです。まず、紙を縦方向に3つに折ります。折り方は3つの部分が20mm・20mm・40mmになるようにします。次に、紙の天地を同じ契約書の長さと同じになるように、つまりA4サイズに合わせてハサミで上下同じ幅だけカットします。ただしこのとき、3つ折りにした真ん中の20mmの部分だけは切らずに残します。
契約書袋とじの手順・方法01
この、カットした紙の使い方は次のとおりです。まず、3つ折りしたうちの端側の20mm部分にのりをつけ、契約書の左端に貼り付けます。このとき紙の端どうしをぴったり揃えるようにします。次に、紙と契約書を一緒にステープラーで綴じ、紙を20mmの折り目のところで折り返します。すると切らずに残しておいた真ん中の20mmの上下に、高さ各20mmの「耳」が飛び出した状態になります。そこで今度はこの耳にのりをつけ、契約書の裏側に折りこんで貼り付けます。最後に残った40mm部分を同じく裏側に折りこみ、耳を隠すようにしてのりづけすればでき上がりです。紙の合わせ目の部分に契印を押しておくと真正性がいっそう高まります。
契約書袋とじの手順・方法02
契約書が複数枚になる場合、ホチキス止めだけでは、偽造防止のため見開きごとにページにまたがるように押印しなければならず面倒です。そこで、よく使われるのが袋とじにして製本する方法です。契約書袋とじを作るには、まず、契約書と同じサイズの用紙を用意し、袋とじにする幅の4倍の幅に切り取ります。これを縦半分に折った後、左端、右端を中心線に向かって内側に折り込むように糊付けします。出来上がったもので契約書のホチキス止め部分をくるむように糊付けすれば完成です。この手順で袋とじにした場合は、契約書裏表紙の綴じ目にのみ押印すれば良いとされています。
契約書袋とじの手順・方法03
前述では、用紙を切り取って袋とじ部分を作る方法を説明しましたが、多少手間がかかるため、急ぎの用件の場合、対応できないことがあります。そんなときは、市販の製本テープを使うことをお勧めします。製本テープは、A4やA5など用紙サイズごとに分かれており、さらに綴じ方によって長辺用・短辺用がありますので、契約書に合わせたものを準備しましょう。使い方は簡単で、通常折りやすいように折り目がついており、剥離紙をはがすだけで使用することができます。もちろん、綴じ目に押印できなければ意味がありませんので、ビニール製ではなく紙製のテープを選びましょう。
契約書袋とじの手順・方法04
契約とは、少なくても2人以上の意思表示の合意により成立するものです。よって両者の、買う(申込)、売る(承諾)という言葉だけでも契約は成立しています。それでも会社・個人間などで、契約書を交わす取引は多々あります。そこで契約書に書かれている内容が重要なのは言うまでもありませんが、契約書の使い方にもルールがあります。まず作成手順ですが、契約する人数(会社数)分契約書を作成します。ただし例外として印紙代節約のため、一部原本作成し、残り分はコピーで対応する場合もあります。そして、作成した契約書にそれぞれが署名捺印または記名押印をすることになります。
契約書袋とじの手順・方法05
契約書の押印をする時手間になるのが、契約書面の枚数が多い場合です。契約書面が複数枚になる場合は、合意の押印をそれぞれ指定された箇所にしたとしても、押印をしていないページを、契約の相手方が差し替えて、契約内容を変更してしまう危険があります。そのため契約書偽造を防ぐため契約書の見開き部分に「契印」を押していくことになるのですが、これが枚数が多くなると何箇所も押印するのが手間になるわけです。そこで有効なのが契約書袋とじです。複数枚の書面片側を製本テープなどで袋とじ製本し、その袋とじと契約書がまたがる所に当事者同士が押印する方法です。これをすれば、押印箇所が一箇所で済み手間が省けます。
契約書袋とじの考察
契約書は、仕事の請負に関する重要な書類です。契約のトラブルにはこの契約書が大きな役割を果たします。そこに欠かせないのが契約者の印鑑です。契約書の効力を発揮するためにはホッチキスで閉じた書類の、個々のページにまたがる割り印をすべてのページに押さなければなりません。それを2か所、または3か所の捺印で済ませる方法があります。それは、契約書の閉じたほうの端を上から製本テープでくるみ、表紙とテープの境目にまたがるように印鑑を押す方法です。これで少ない手数で有効な契約書を作成することができます。このような方法を「契約書袋とじ」といいます。
契約書袋とじのまとめ01(使い方や注意点など)
契約書というものは、その名前が示している通り、契約を交わす時に必要になってくるものです。ですから、契約書は非常に大切なものです。この契約書を見栄えが良くすることも大切です。単に契約書をホッチキスでとめるのではなく、契約書袋とじテープが販売されています。契約書の袋とじテープを使って、きちんと製本することによって、相手の印象も非常によくなります。このテープは、インターネットの通販サイトでとてもリーズナブルな料金で購入することができるようになっています。ネット通販なので注文すればすぐにお手元に届きます。
契約書袋とじのまとめ02(使い方や注意点など)
契約書に割印をすることがありますが、これは複数枚にわたる契約書がすべて一連のものであることを証明するために行われるものです。例えば、契約書の中の1枚だけをすりかえるなどの偽造を防ぐことが目的です。通常は、すべてのページにわたって前のページとの間に割印を押すことで繋がっていることを証明します。しかし、あまりにページ数が多い場合には、すべてのページに割印を押すのは大変です。複数の部数を準備する場合にはなおさらです。そのため、契約書袋とじという表と裏の2か所だけ割印を押すような簡便化された方法もあります。
契約書袋とじのまとめ03(使い方や注意点など)
契約書袋とじの方法ですが、契約書面が複数枚になる場合は、契約書面の片側(一般的には左側)をホッチキスでとめます。そして100円均一でも売っている製本テープを契約書片側の長さに切ります。その製本テープを縦に折り目をつけて、ホッチキスでとめた片側の表紙と裏面にまたがるように貼り付けます。この時、ホッチキスの針が隠れるようにします。契約の当事者が、ホッチキスの針を外して契約書面を差し替え、偽造する事を防ぐために袋とじをしているので、ここは注意が必要です。また、製本テープは白色の物を貼り付けます。袋とじ部分のテープと契約書にまたがるよう契印を押せるようにするためです。
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契約書袋とじについてですが、袋とじにしないと、全ページにページにまたがるように押印する必要があるります。そこで、多ページとなる契約書には、契約の押印が楽になる袋とじをおすすめします。その方法ですが、まず契約書をステンレス針を使ったホッチキスでとめます。そして、製本テープなどを使って、契約書の左側を袋とじにして製本します。袋とじの紙は契約書のサイズであるA4より大きいサイズの紙を使ってつくります。ノリが乾いたら、製本テープと契約書にまたがって1箇所だけ押印すれば、それで大丈夫です。なお、製本テープは100円ショップや文具店にあるので、それを購入するといいでしょう。