竹退治の方法・やり方・手順や使い方
竹退治の方法概要
竹は非常に繁殖力が強い植物であるため、全国各地に放置されている栽培林が無秩序に周辺に進出し、既存の生態系を破壊するという問題が発生しています。既存植物が駆逐されて生態系が単一化してしまうと、土砂崩れが発生しやすくなります。近年はゲリラ豪雨に伴う土砂災害があちことで報告されていることもあり、増えすぎた竹の退治が急務となっていますが、最も効果的かつ効率的な退治方法は伐採です。伐採しただけでは地中に根が残ってしまいますから、完全に退治しきることはできません。しかし、根を全部掘り起こすのは容易なことではありません。そのため、多くの場合、伐採と農薬が併用されています。
竹退治の手順・方法01
放置林の伐採をする場合、まず最初に踏むべき手順は足場の整備です。何年間も放置されていた林は、風雪の影響によって折れたり倒れたりした棹や枝が地面の上に積み重なって、まさに足の踏み場もない状態になっています。そのまま作業を開始するのはとても危険ですので、まず最初に放置されている棹や枝を全部片付ける必要があります。その際には、単に集めた棹や枝を一箇所に集めるようにするのではなく、取り扱いやすい長さに切り揃えておくようにした方がよいです。その方が見た目がキレイになりますし、伐採後の作業が進めやすくなります。
竹退治の手順・方法02
伐採する際の道具としては、ナタやノコギリをあげることができます。しかし、作業の安全性という観点から考えると、ナタは使わずにノコギリだけで全部の作業を行うようにした方がよいです。枝払いをする際などにはナタの方が便利なのは確かです。でも、使い方を誤って怪我をしてしまうケースがとても多いので、ナタの使用は避けるようにするのが無難です。また、伐採した棹を同じ長さに切り揃えるためには、ノコギリが必要になります。とても硬くて樹皮が滑りやすい植物であるため、普通のノコギリでは上手く切れないこと多いです。しかし、竹専用に作られたノコギリが比較的入手しやすい値段で売られています。
竹退治の手順・方法03
竹は傾斜地に植えられていることが多いですが、伐採する際には斜面の下の方に生えているものから先に切っていくようにするのが効率的です。なぜかというと、斜面の下側に向かって曲がって生えているものが多いため、倒す方向を特にコントロールしない限り、自然と斜面の下側に倒れることになるからです。また、ノコギリを引く作業をする際は、切る物よりも低い位置で足を踏ん張るようにした方が、作業が楽に行えるようになります。通常、倒す方向を決めてからノコギリを入れることになりますが、逃げる際の便宜を考えても、斜面の下の方から伐採するのが理想的です。
竹退治の手順・方法04
伐採すると言っても、林を丸坊主にする必要はありません。一般的に、2平方メートルにつき1本の割合で生えているのが望ましいと言われています。とはいえ、その割合を厳密に守らなくてはならないわけではありません。上を見上げた時に葉の隙間から空が少し見え、林の中を風が吹き抜けていくような状態にすることを心がけるとよいです。そのイメージを念頭に置いた上で、古いものや大きく湾曲したもの、細すぎてひ弱そうなものなどを選んで伐採していくことになります。切った棹を建築資材や生活用品の素材とするためには、5年以上経った成熟したものを用いる必要があります。なので、古いものから切るようにしましょう。
竹退治の手順・方法05
品質を重視する場合は冬場に伐採した方がよいと言われています。しかし、退治目的で行うのであれば、竹が養分を使い果たしている夏場に伐採を行うのがベストです。夏は気温が高いので、薄着で作業しようとする人がいますが、それはやめておいた方がよいです。弾けた枝がぶつかったり、目に刺さったりするおそれがありますので、厚手の長袖上着に作業ズボンを身に付け、目には安全メガネをかけるようにするのが望ましいです。また、倒木がぶつかる可能性も否定しきれませんから、ヘルメットの着用が必須になります。それに加えて、尖った切り株を踏み抜いてしわないように、靴底が強化された安全靴を履いておくのが無難です。
竹退治の考察
竹は非常に生命力が旺盛な植物であるため、放っておくとドンドン繁殖してしまいます。根本的な退治方法としては、根を掘り起こしてしまうという方法が有効です。しかし、現実的なことを考えると、根を完全に掘り起こすのは不可能です。実際には、伐採に農薬を併用するという形を取るケースが多くなっています。退治すると言っても、完全に伐採して斜面を丸裸にしてしまうと、大雨の際などに土砂災害が起こる可能性が高まります。ですので、樹冠を2m位に保つような形で伐採するのがベストです。また、林の中の風通しが悪くなると病害虫が発生してしまいますので、風が吹き抜けていける程度の密度を保つ必要があります。
竹退治のまとめ01(使い方や注意点など)
斜面に竹林を作っているケースが多いため、伐採前には足場の整備をしっかりと行う必要があります。成熟した木はかなりの重量になりますから、切り倒した木の下敷きにならないようにすることが大切です。通常、切り倒す方向を考えつつノコギリを入れていくことになりますが、倒れる際にはその場から離れるようにする方が安全です。しかし、足場がちらかっていると、逃げる際に足を取られてしまうおそれが生じます。倒木の下敷きになることは避けられたとしても、転んで怪我を負ってしまう危険性がありますので、作業前に古い倒木や枯れ枝などを全部撤去しておく必要があります。
竹退治のまとめ02(使い方や注意点など)
伐採する場合は、なるべく古いものから先に切っていくようにする必要があります。また、棹が細すぎるものや曲がっているものも、切ってしまうようにした方がよいです。そのようなものをそのまま育て続けたとしても、立派に成長することを期待することはできません。また、他の個体に悪い影響を及ぼしてしまう可能性がありますので、躊躇なく切ってしまうようにした方がよいです。若い竹は、棹が薄い緑色になっています。また、節の周囲に白い粉のようなものが付いているという特徴があります。逆に、古いものは棹が濃い緑色になっており、節に白い粉も付いていません。この特徴を基準にして、伐採すべきものを見極めることができます。
竹退治のまとめ03(使い方や注意点など)
竹は成長力が強く、地上部を伐採しても地下茎(1年で約8メートルも伸びます)が残っているとまたすぐに復活し繁殖してしまうため、完全に退治するためには地下茎ごとの撤去が大切です。生えている規模や立地によって掘り起こしによる完全な根絶が難しい場合は、時間はかかりますが薬剤を使用します。地上30センチメートルのところ(節の下)に穴を開けてグリサホート系の除草剤(グリホアップ、ラウンドアップハイロードなど)を流し込み、雨水が入り込まないようにガムテープ等を貼る方法です。地下茎が別の場合もあるため全てに施し、地上部が枯れたら伐採します。
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完全な竹の退治はまず無理と考えましょう。なぜならば、地上に出ているものだけを切るとか根こそぎ引き抜いたところで地下茎が残っているからです。ちなみに地下茎は地中およそ40~50センチの深さに存在し、四方に広がっていますからこの地下茎まで残らず駆除することなど非常み困難だからです。もちろん駆除の対象面積が小さければ可能な場合があるでしょうが、ある程度広がってしまっている場合には、小ぶりなものなどが地上に出現し、光合成をして子孫のために地下茎に養分を蓄えますのでなかなか駆除しきれないわけです。従って小ぶりなものでも出現したらこまめに切り取るなどするしかないわけです。