【カブトムシ飼育】方法・手順・使い方、メリットデメリットなどについて
カブトムシ飼育の方法概要
カブトムシ飼育で非常に大切なポイントは、まずはカブトムシに最適な環境を整えることです。その際、特に重要なのは温度と湿度です。次に重要なのがスペースや飼育材です。こうした環境を整えてあげる方法こそは、餌のやり方よりも遙かに重要なことなのです。 ところが飼育に不慣れな素人の人ほど、こうした手順を知りません。カブトムシを飼うには餌が重要だと勘違いしてしまうのです。その結果、せっかく購入したカブトムシを、劣悪な環境によって死なせてしまうことが多いのです。カブトムシは環境さえ整っていれば餌無しでも数日は生きます。しかし環境が悪いと一日も生きられません。これは重要ポイントです。
カブトムシ飼育の手順・方法01
カブトムシ飼育の経験者なら誰でもすぐに気付くことですが、カブトムシはオスもメスも足先に細かな鋭いかぎ爪が付いています。そのため、樹木などにしっかりと捉まることができるのです。 それゆえ、飼育スペースには天然の木材などで必ず丈夫な足場を作ってあげましょう。もしも足場の無い柔らかい腐葉土などだけで飼うとすると、それはカブトムシの自然な生理に反します。大きなストレスを与えてしまうことになりますので、健康にも良くありません。 飼育スペースでは足場の使い方が重要です。足場が何も無いと、最悪の場合、ひっくり返ったカブトムシが起き上がれなくなってしまう危険もあります。
カブトムシ飼育の手順・方法02
カブトムシの健康を守るために重要なポイントの一つに、足先の健康があります。足先の鋭いかぎ爪は、基本的に大変丈夫にできています。しかし飼育者が乱暴に扱うと、折れたり欠損したりしてしまうこともあります。 特に子供がカブトムシを飼育箱から取り出して遊ぶような場合は要注意です。カブトムシに腕などに捉まられると、結構痛いのです。その痛さに驚いて乱暴に振り払ったりすると、今度はカブトムシのほうが大怪我をしてしまう危険があります。 また、かぎ爪が絡まりやすい衣類などにカブトムシが足を取られると、衣類を引き剥がす際に欠損の危険があります。気を付けましょう。
カブトムシ飼育の手順・方法03
カブトムシ飼育では、オスの単独飼いもあればオスとメスのつがい飼育もあります。また、時には何匹ものカブトムシを大きな飼育ケースなどで飼うこともあります。基本的に、飼育数が多くなればなるほど飼育方法は難しくなります。そのことを忘れてはなりません。 複数飼育で特に注意しなければならないのは、カブトムシ同士の喧嘩です。複数飼育の場合は、とにかくできるだけ広いスペースが必要です。狭いところに何匹も押し込むようなことは、絶対にしてはいけません。 そして餌場の数も十分に用意します。カブトムシが複数いるのに餌場が一つしかないとなると、餌のやり方としては最悪です。
カブトムシ飼育の手順・方法04
カブトムシとは、オスとメスが出会うと自然な流れで産卵します。しかし産卵させるためには、メスが卵を産み付ける腐葉土などの使い方が重要です。もしも本気でカブトムシを産卵させたい場合は、飼育ケースの底には腐葉土などをタップリと敷き詰めましょう。 ところでその腐葉土の使い方ですが、それは1センチや2センチでは少なすぎます。そうではなくて、少なくとも10センチくらいに厚く敷きたいものです。また、腐葉土の湿り具合も重要です。カラカラに乾燥していては駄目ですし、ベチャベチャに濡れ過ぎてもいけません。常に適度な湿り気をキープする必要があります。
カブトムシ飼育の手順・方法05
残念ながら、カブトムシはたった一夏の生き物です。どんなに健康に丈夫に飼育したとしても、夏が終われば寿命を迎えるのです。 しかし、親は死んでも腐葉土に産み付けられた卵は生きています。そして、その卵を孵化させて幼虫を大事に育てれば、翌年の初夏には立派なカブトムシとなって土の中から出てくるのです。こうした流れでカブトムシを毎年飼育し続けることを、累代繁殖といいます。この累代繁殖こそは、カブトムシ飼育の最大の醍醐味と言えます。 しかし、その手順にはコツがあります。特に冬場の腐葉土の湿度と温度には要注意です。冬の乾燥や低温から、幼虫を守らなければなりません。
カブトムシ飼育の考察
カブトムシの幼虫は、腐葉土を食べながら成長します。その餌となる腐葉土は、餌であると同時に幼虫の住み家でもあります。それゆえ腐葉土は、多ければ多いほど幼虫は順調に育つのです。逆に腐葉土が少ないと、幼虫は十分に育ちません。 しかもカブトムシのメスは、一夏に幾つもの卵を産みます。ですから腐葉土の中には、通常、何匹もの幼虫がいることになります。もしも飼育ケースの腐葉土が少ないと、幼虫は腐葉土を奪い合って喧嘩をします。その結果、弱い幼虫は死んでしまうのです。 それを避けるためにも、幼虫はできるだけ大きなケースで、大量の腐葉土で飼育するようにすべきです。
カブトムシ飼育のまとめ
カブトムシの幼虫が無事に冬を越して春を迎えると、やがてサナギになる準備を始めます。春が終わって夏を迎えるようになる時期に、幼虫は動きが鈍くなって同じ場所に留まります。 そして、体をクネクネさせて腐葉土を固めて個室を作るようになります。それゆえ、春も終わりに近くなったら、腐葉土を掘り起こして幼虫を覗いてはいけません。幼虫の個室は、一度壊すと直せません。羽化のその日まで、そっとしておかなければなりません。 ちなみに、幼虫が個室を作り始める前に、大きめのガラス瓶での単独飼育に切り替えれば、ガラス越しにサナギの様子を観察することもできるかもしれません。
カブトムシ飼育で使った言葉の意味・使い方
カブトムシのサナギは、ひと目見ればオスかメスか分かります。と言うのも、もしもオスならサナギの時代から立派なツノがあるからです。 ところでそのサナギは、羽化して親が出てきても、しばらくは腐葉土に中に留まっています。羽化したてのカブトムシは体全体がまだ柔らかいので、土の中で十分に固くなるのを待たなければならないのです。 ですから飼育者は、羽化したからといって無理にほじくり出してはいけません。カブトムシが自分で出てくるまでは、じっと待たなければなりません。待っている間に、親のカブトムシに最適な飼育環境を準備してあげるのです。
カブトムシ飼育の方法の注意点
初夏のカブトムシの羽化は、カブトムシ飼育の中でも特筆すべき素晴らしい瞬間です。昨年の親カブトムシが卵を産んで、それが今年、立派な子カブトムシとなって誕生するのです。そしてこの子カブトムシも、この夏、また卵を産んでくれるのです。 そうして来年の初夏には、きっと孫カブトムシが誕生してくれるに違いありません。このようなカブトムシの累代繁殖の素晴らしさを、是非、大勢の人に知って欲しいと願います。 ただし飼育が上手になってくると、毎年、カブトムシが沢山増え過ぎて困ってしまうこともあります。あまり闇雲に増やしすぎないよう、加減して繁殖させましょう。
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カブトムシ飼育を成功させる方法は、まずはカブトムシについての基本知識を頭に入れておくことが大切です。
たとえば日本産カブトムシは、初夏に成虫となって樹上生活を始めますが、夏が終わると共に死んでしまいます。この流れは飼育技術のレベルに無関係なカブトムシの宿命ですから、誰にも避けることはできません。この点、冬眠して翌年も生きるオオクワガタなどとは違うのです。
こんな当たり前の知識も、小さな子供などは知らない場合も多いのです。ですから飼育者の年齢に関わらず、まずは図鑑などでカブトムシの基本的な特徴を覚えてから飼育の具体的な手順ややり方を覚えましょう。