口腔体操の方法・やり方・手順や使い方
口腔体操の方法概要
まず始めに口腔体操の手順として、重要なのは姿勢です。姿勢を定める事で、正しい口腔体操が出来る様になります。椅子の使い方としては、背もたれのある椅子を利用し、深く腰掛け、なるべく腰を後ろに引いて座ります。足は肩幅程度に開きます。顔はまっすぐからややナナメ下を向きながら、顎を引きます。そうする事で座った状態での気道が確保され、いい体勢の状態となります。またなるべく天井に垂直に引っ張られている意識を持つ事が重要です。この状態で初めて体操が出来る体勢となりました。主に、体操は決して口腔周りだけの体操ではないという事を意識して下さい。
口腔体操の手順・方法01
体操の状態が作れたら、今度は呼吸を整えていきます。いわゆる深呼吸を行います。まず少し息を吐くことから始め、腹部を意識しながら、大きく息を吸って、さらに今度は息を数秒止めます。これは酸素が全身に行き届くのをよく意識する必要があります。さて、息を止めて数秒経ったら、今度はゆっくりと息を吐いていきます。この際になるべくふっーっと音が出る様にすると効果的です。そして息を吐き終えたら、また数秒止めます。これが1セット目で、2~3セット行って下さい。そうする事で、身体がリラックスし、副交感神経の状態となり、食事をする体勢が出来たと言えます。
口腔体操の手順・方法02
次に、いきなり口腔付近を行わずに、肩周りのストレッチ体操を行います。基本的には、肩回しを両手で前後、20~30回を無理なくゆっくり行っていきます。さらに、回し終わった後は、手を上半身の前にまっすぐ出し、クロスをさせ、左右交互に捻って行きます。一般的に誤解されがちですが、口腔における嚥下障害というのは口腔付近だけなく、ソウボウ筋等の方周りの筋肉と密接にかかわりがあるというのがわかってきていますので、よく肩周りを意識して、伸ばすようにしてみて下さい。その後は手を頭の上に持ち上げ、同様に手をクロスし、肘を曲げて肩周りのストレッチを行います。
口腔体操の手順・方法03
次に、腰回りのストレッチに入ります。腰はかなめ(要)と書きますので、これも入念に行う必要があります。まず前後に20~30回身体を揺さぶる様に行っていきます。20~30回が終われば、前述した深呼吸を行います。ポイントとしては、無理せず、副交感神経の状態で行う事が重要です。副交感神経のリラックスした状態で食事を取る事で、栄養が行き渡る効果もあります。次に、同様に20~30回真横に振っていきます。腰周りのストレッチを行う事で、血流もよくなり、冷え性や、むくみ改善効果も見られる事がありますので、時間は全体で30分もかかりませんので、ゆっくり行って下さい。
口腔体操の手順・方法04
次に口腔付近の体操です。まず、笑顔を作る様にゆっくりとイッーっと横に口を拡げて行きます。いわゆる笑顔を作るのと同様の体操です。これをゆっくりと10回程度繰り返し行います。最初の内は、かなりつかれるかもしれませんが、慣れてきますので大丈夫です。次に、口を上下に開けていく体操を行います。これは、頬の少し内側にある口角を意識しながら、上下にうまく引っ張ってあげます。これも同様に10回程度繰り返して行います。同様に最初の頃はかなり疲れると思いますが、この根拠、理由として顔にも筋肉があり、その筋肉のトレーニングにもなります。
口腔体操の手順・方法05
口腔体操が終わったあとは、よく全体のストレッチに入ります。手を組んで、大きく前へ伸ばしてみたり、今度は足をゆっくり伸ばして伸脚を行います。そうする事で、全体に血行もよくなり、新陳代謝が挙がります。また、運動した後に食事をするのと同様の効果があります。こうした体操を行う事で、嚥下障害の改善に繋がります。ですので、手順として、椅子に腰掛け、姿勢を意識し、まず体勢を作る事がポイントです。また、食事する際もゆっくり噛んで食事をする事で唾液が分泌され、食事の味もわかりやすくなり、さらに飲み込みやすくなります。是非参考にしてみて下さい。
口腔体操の考察
身体の部位の中で顔の筋肉を鍛えるのに効果的なのが口腔体操、口を使って行う体操であり顔の筋肉を鍛えて顔を引き締めアンチエイジング効果も期待できる体操です。時間さえあればどこでも場所を選ぶことが無く体操を行うことが出来ますので、仕事中や家事の合間にお風呂に入っている時にでも簡単に行うことが出来ます。また身体を大きく動かす体操ではないため、騒音を出したり他の方へ迷惑を掛けることなく体操を行うことが出来るのが特徴です。年齢からくる皺やお肌のたるみ予防にさらには生き生きとした艶とハリのあるお肌を維持していく為に大変おすすめできる体操となっております。
口腔体操のまとめ01(使い方や注意点など)
口腔体操で最もポピュラーな方法が口の中で舌を動かす体操です。方法はいたって簡単、口を閉じて舌を歯茎の外側に持ってくるのがスタート地点です。舌を歯茎の外側に沿って大きく円を描くように動かします。この時閉じている口はなるべく開けないようにすることに注意する必要があります。スピードとしては少し早めに一周を2秒ほどで終えるほどのスピードが効果的です。口を閉じたまま右側に20回さらに左側に20回と舌を回します。初めのうちはこの20回でも相当な刺激が顔の筋肉に伝わってくるのがわかると思います。慣れてくれば回数を増やすことで効果アップも期待できます。
口腔体操のまとめ02(使い方や注意点など)
口腔体操にはこのほかにも多くの体操方法があります。口を閉じて歯茎に沿って舌を回す方法の他には、逆に舌を口から外に出してくるくると回す方法もあります。口を閉じている時とは違った筋肉への刺激を受けることが出来ます。さらには口を大きく開ける体操もあります。あいうえおを発音する際の口の動きを大げさな動きに変えて口を動かします。この方法も慣れるまでは20回を基本に、慣れてきたら徐々に回数を増やしていくと効果的です。舌を回す体操と違って顎や頬への刺激を大きく受けることが出来ますし、滑舌もよくなる体操となっております。
口腔体操のまとめ03(使い方や注意点など)
毎日続けて行うことで、さまざまな効果を実感できます。まず「あいうべ体操」や「舌を出す体操」では、二重あごの解消に効果的です。やり方は、あいうべ体操はその名の通り口を大きく開けて、あいうべとゆっくりと声を出していきます。顔の筋肉を動かすように意識して行うとさらに効果的です。次に「舌グルグル体操」では、顎関節症の予防や改善に効果的です。方法は、口を閉じた状態で、舌を右回りと左回りに動かしていきます。これをそれぞれ10回ずつ交互に行います。これらの口腔体操を毎日の日課にすると、紹介したような効果を実感できます。
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口腔体操は別名パタカラ体操ともいわれる口腔の体操です。
その効果としては嚥下が困難になった高齢者の嚥下機能回復効果や食べるための筋肉を鍛える効果やいびきや歯ぎしりの改善効果が期待できます。方法としてはまず唇をしっかりと閉じて「パ」を発音します。次に「タ」を舌を上のあごに付けるようにしっかりと発音します。その次に「カ」を喉の奥に力を入れ、喉を閉めるようなイメージで発音します。最後に「ラ」を舌を丸めて、舌先を上の前歯に付けて発音します。このような体操を出来る限り食事の前に行うことでより効果的が期待できます。