桜染めの方法・やり方・手順や使い方
桜染めの方法概要
桜染めは自宅で簡単に行うことが出来ます。手順は簡単で、覚えておけば色々な自然染めも行うことが出来ます。染に使用するのは一般的に枝の部分が多いですが、わかばや実でも染色することは出来ます。綺麗なピンク色に染めたいなら、花が咲く前の小枝を選ぶと綺麗に染めることが出来ます。落ちているものでも良いですし、自宅にある桜の枝などを折って使用することも出来ます。また、老木ではなくなるべく若い木のものを使用すれば綺麗に染めることができます。まず桜染めにおいて最初に行うことは、染色液を煮だして作ることからになります。
桜染めの手順・方法01
まず枝を使用する場合は、なるべく小さく切る作業から始めます。葉を使用する場合は、若葉でも少し色のある葉でもどちらでも染色することは可能です。綺麗な葉を選別し、切ったりせずそのまま煮出しできます。枝や葉を大きめの鍋に水と一緒にいれて、煮出しします。沸騰してそのままぐつぐつ煮だしすれば、半時間ほどで色の出た液体となります。1番最初に煮出しした液は、色が悪いので捨ててしまいます。また鍋の中に水を入れて、枝や葉を煮だしします。半時間ほど経つと、1回目と同じように色が出てきますが、その色は少し変化しています。
桜染めの手順・方法02
この方法を何回か行い、染めたい色に成るまで繰り返します。色が出づらい場合などは、アルカリを加えてあげることがポイントです。大さじ一杯の重曹やお酢などを加えるアルカリ抽出という方法です。液を捨てないで置いておけば、液同士を混ぜて、理想の色にすることも出来ます。また、途中で枝や葉などを足して染色液を作ることも出来ます。枝や葉と液体をガーゼやタオルなどで濾して分けます。そして、その液を3日ほど寝かしておけば、赤みのある色に変化していきます。ピンクではなくオレンジがかった色にしたい場合は、すぐに染めの作業に入るのが良いです。
桜染めの手順・方法03
染めの作業に入る前に、染める素材の下処理をしておくと綺麗な色がつきます。下処理方法は簡単で、豆乳や牛乳などの白い液体と水を使用します。使い方はそれぞれ一対一で割って、染めたいと思う物をその液に漬け込みます。数時間で綺麗な白色になるので、取り出して水洗いすれば染色することが出来ます。また下処理せずに染めたい場合でも、糊や汚れを水やぬるま湯などで落としておくのが良いです。水につけておけば、色ムラに少ないのでこの方法で下処理することをおすすめします。下処理をしたら次に、作った染色液に染めたいものを漬け込みます。
桜染めの手順・方法04
染色液を鍋に入れて沸騰させたら、そこへ下処理をした染めたい素材を入れます。その時に、布に模様を付けたい場合などは、しばったりビー玉などを包んだりして模様を付けることができます。ビー玉やおはじきを使用する方法で、素材に入れて根本を輪ゴムで留めるだけです。割り箸に布を挟んだら波々のリックラック柄を作ることが出来ます。また、布のガムテープ等を使用しても可能となっているため、付けたい模様を色々工夫してみれば、好みの物が出来上がります。最後に、割り箸で挟んで小さく折りたたんであげれば、模様がずれることもなく綺麗に出来上がります。
桜染めの手順・方法05
沸騰した染色液に入れたら、30分ほどぐつぐつ煮ます。そして火から離して、30分ほど浸けたままにしておきます。染色したい素材を取り出して、水洗いしてみます。ここで綺麗な色がついていたら、そのまま干す作業に入ります。もう少し濃い色などにしたい場合はもう一度、染色液に漬けておきます。しっかりと色を付けたい場合は、一晩置いておけば綺麗な色に仕上がります。染色した後は、しっかりと色が出なくなるまで水で洗います。染色する素材にもよりますが水洗いをして、一日しっかり干しておけば綺麗に染め上げることが出来ます。
桜染めの考察
桜染めの方法は、割と最近に見つけられました。今までは、他の花などから似たような色に染めることができる染液をつかって布を桜色に染めていたそうです。なぜなら、桜の木の中には、オレンジ色や、ベージュなど、いろいろな色が混ざっていたからです。しかし、さまざまな種類の桜の木の、樹皮や芯材、小枝、花芽、緑葉、紅葉に至るまで、たくさんの材料や染める素材、染め方を試行錯誤の末、ようやく何とも言えない優しい色合いをした桜の木で染めた布が出来上がりました。これはその優しい色合いで、全ての人を受け入れ、元気づけてくれる力にあふれています。
桜染めのまとめ01(使い方や注意点など)
桜染めを行う際に使用する部位は桜の木の皮でも桜の葉でも桜の花びらや実でも可能となります。 また、どの部位で染色しても発色はきれいな桜色となるため、大変扱いやすい素材でもあります。 まず綿などを染色する際の、水と牛乳を一対一に合わせたものに一時間漬け込む下処理を行います。 次に水洗いを行います。 この後、葉や木の皮の場合は一度下茹でし、一旦その水を捨て、再度30分ほど煮込みます。 その液に下処理を行った布を入れ、再度煮込みます。三十分煮だし、三十分蒸らします。その後、水洗いを行います。この工程を二回から三回行い、最後に乾燥させたら完成となります。
桜染めのまとめ02(使い方や注意点など)
綿で桜染めを行う際には下処理を行う必要があります。 まず綿を一度水と牛乳や豆乳などを一対一の割合で割ったものに1時間程度つけおきします。次にこの綿を水洗いします。 この後、染める素材の下処理を行います。 桜の場合花や実、木の皮、葉等全ての素材で「ピンク」に染めることができます。 しかしながら、葉や木の皮においては一度下茹でを行い、その水を捨て、再度茹でたお湯を使うことが大切となります。 また、下茹で後の茹でたお湯に綿を付け、その後30分ほど蒸らし、温度が下がったところで水洗いを行うという工程を2回から3回行います。 その後、乾燥させればきれいな染物となります。
桜染めのまとめ03(使い方や注意点など)
春らしい桜染めの色は、人の心を癒します。この染め方は日本ならではの方法で、海外でも高く評価されているそうです。この染め方は時間がかかりますが、何度も染め直すというめんどうな手間もなく、意外と簡単です。まず、桜の木の枝を細かくカットします。木をカットすることで色がたくさん出るそうです。水に入れてそのまま30日から40日放置します。放置した木の色が変色しているので、その中からピンクに変色している木だけを集めます。鍋に水に入れ、ピンク色の木と、染めたいものを20分煮出します。水洗い流して干せば、完成です。
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桜染めは桜の枝を使います。桜の枝はできるだけ細かく削って、ひたひたの水で30から40分煮だして、水を捨てます。ひたひたの水で炭酸カリウムを少し加えて1時間ほど煮だし、染液とします。染める布は、糊や油分を前もって落としておきます。綿や麻は染まりやすくするために、豆乳を1対1で水と割ったものに1時間つけて、水洗いします。熱い染液に布を落として2時間から3時間おきます。その後、さっと水洗いして、炭酸カリウムのアルカリ媒染を20分から30分行います。その後、熱い染液に戻して、再び2から3時間おきます。軽く水洗いをしてから乾燥させます。