時計のベルト調整の方法・やり方・手順や使い方
時計ベルト調整の方法概要
時計を購入した際に、普通はベルト調整をしてもらうことができるのですが、年数が経つにつれ、痩せたり太ったりして合わなくなることもあるので、自分でやってみるのも良いと思います。
それにはまず、必要な道具を揃えなければならず、やはり専用のコマ外しは欠かせません。おそらく、相当慣れている人でない限りは、これがないとできないので、ホームセンターやインターネット通販などで探して手に入れてください。
値段はピンからキリまでありますが、一番高価なものを買ったとしても、おそらく業者に依頼することを思えば、すぐに元が取れるはずです。
時計ベルト調整の手順・方法01
形はメーカーなどによって多少の違いがあるのかもしれませんが、コマ外しの使い方に関しては、ほとんど同じはずです。要は、時計のベルトについているピンを、コマ外しの針で押し出せば良いわけです。
ただ、この時に外れないからといって力尽くでやらないようにしましょう。ピンが曲がってしまったり、コマが歪んでしまうと、替えがないのなら新調しなければならず、何のために自分でベルト調整をしているのかわからなくなってしまいます。
慎重にピンを外した後は、手首の太さに合わせてコマの数を調節し、また元に戻す、という手順となります。
時計ベルト調整の手順・方法02
実際にベルト調整を行ったことのある人なら、すでに経験している可能性もあるのですが、実はベルトのコマとコマを繋ぐために、アルファベットのCのような型をした金具が使われていることがあり、これがとても小さい部品なのです。
雑に扱うとすぐにどこかに行ってしまうので、受け皿や箱を用意して、その上で作業するようにした方が良いです。
また、若い人には関係のないことかもしれませんが、年配の方のほとんどは、細かいものが見えにくくなっているので、ルーペのような、ものが大きく見える眼鏡などを、事前に用意しておくことをお勧めします。
時計ベルト調整の手順・方法03
時計の中には、先に説明したものだけでなく、ベルトのコマ同士を折り合わせたようなタイプがあります。そういった時計では、コマ外しを使うことはできないので、マイナスのドライバーを使います。
ドライバーで折り込んでいるところを持ち上げて外すことになるわけですが、下手をすると傷をつけてしまうこともあるので、ドライバーの先にテッシュや柔らかくて薄い布などを巻きつけて作業しましょう。
それから、一つのコマを外した拍子に、他も外れてバラバラになってしまわないように、関係のないところはテープなどで止めておくと便利です。
時計ベルト調整の手順・方法04
腕につけた時の感覚は、人によって違うので、必ずというわけではありません。ですが、慣れていない人だと、一体どれくらいの長さにすれば良いのか、見当もつかないことがあるかと思います。
そういう時は、とりあえず手首に巻いてみて、人差し指が楽に出し入れできるくらいを目安にしてみてください。中には、ピッタリとしていないのは嫌だ、といった人もいるようなのですが、手首というのは、動かした時に若干ではあるのですが、太さが変化します。
それから、むくんでいる場合でも変わるので、少しくらいの余裕がある方が、使い勝手が良いのです。
時計ベルト調整の手順・方法05
ベルトの分解から組み立てまでの手順がわかったのなら、一気に最後まで行ってしまう前に、バラしたら掃除をしておきましょう。皮脂のせいでくすんでしまっていたり、アカがこびりついていたりします。
それを放っておくと、取れなくなってしまうこともありますし、手放す時に価値が下がることも考えられます。やり方は簡単で、ぬるま湯に家庭用の中性洗剤を少量溶かし、いらなくなった歯ブラシや筆などにつけて優しく磨けば、綺麗になります。
注意点は、組み立てるなら完全に水気を取り除いてからにしてください。カビが生えるかもしれないからです。
時計ベルト調整の考察
クォーツ式時計とは、電池を動力として動くタイプです。1秒間に数万回の振動数を実現する水晶振動を用いて、作られています。このタイプの便利な点は、置いておいても止まらないところです。
今日着用して、しばらく使わず数日後に着用しても時を刻んでくれます。デメリットは、電池が消耗することです。電池交換は自分で行うのは難しく、買ったお店に持って行く必要があります。
また、自動巻きムーブメントは、着用した時に腕の動きに合わせて内臓されているローターが回転し、歯車類に伝達することでゼンマイが自動的に巻き上げられて動く仕組みになっています。電池交換は必要ありません。
時計ベルト調整のまとめ01(使い方や注意点など)
手巻き式ムーブメントとは、自動巻きと同じく機械式の一種です。その名のとおり時計を動かす動力となっているゼンマイを、手動で巻き上げるタイプのものです。高級ブランドなどでは、このタイプが多く作られています。
メリットは、自動式と同じく電池の交換が必要ないところです。お店にわざわざ電池交換に行く必要もないですし、お金もかかりません。不便な点は、置いておくと止まってしまうところです。
そして、毎日決まった時間に巻いてあげないといけない点です。しかし、毎日巻いてあげることで製品に愛着がわいてくるといった方も多いです。
時計ベルト調整のまとめ02(使い方や注意点など)
ステンレススティールベルトは、鉄に10.5%以上のクロムを含んでいる合金銅鋼のことです。サビにくいのが特徴です。また、スーツでもカジュアルでも馴染むベルトです。革ベルトはその名のとおり革を使用したものです。
デザインやカラーがバリエーション豊富にあります。ラバーベルトはゴム製のストラップです。耐久性や弾力性に優れています。見た目と違い非常に軽く、着け心地や肌触りがとても良いです。
ナイロンベルトは、耐水加工を施したナイロン製のストラップです。軽くてとても丈夫なベルトです。ベルト調整などは、自分で行うよりも時計の専門店などで依頼する方が良いでしょう。
時計ベルト調整のまとめ03(使い方や注意点など)
金属ベルトの腕時計はたいていの場合は大きめに沢山の金属部品がついて販売されています。購入を決めたら、購入したお店で無料でベルト調整をしてくれることがほとんどです。
方法は、購入者の腕に合わせて金属部品をいくつか取り除いたり、場合によっては取り寄せをして金属部品を加えたりしてちょうど良い好みの腕まわりの大きさに調整します。
商品によっては、アジャスターで多少調整できるものがあったり、自分で取り外しのできる部品があったりするものもあります。
また、革ベルトの場合であれば、自分で好きな位置に止めることも出来ますし、購入店でベルト穴を増やしてもらうことも可能です。
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時計のベルト調整は、それぞれのベルトのタイプに合わせた方法で行うことが大切です。例えばロックピンタイプの場合は、専用の工具を使ってピンを叩きだしてコマを抜いて調整します。ピンは抜ける方向が決まっていますので、叩きだす前に方向をよく確認することをおすすめします。逆向きに叩き出そうとしてもピンを抜くことは出来ませんので、注意をする必要が有ります。またこれらの作業をする際には傷を付けないように、慎重に作業をおこなうようにしましょう。柔らかい布を敷いてその上で作業をしたり、力を入れずに無理をしない事がポイントです。